シリアの若者の経済発展への願い CGTN「1,001 Wishes for 2025」 video poster
2024年の終わりにかけて始まったCGTNのグローバル企画「1,001 Wishes for 2025 #Hello2025」。その中で、シリアのハムザ・アッバスさんが語った「学び」と「経済発展」への願いは、2025年をどのような年にしたいのかというシンプルな問いを、私たちにも静かに投げかけています。
2024年末に立ち上がったグローバル企画「1,001 Wishes for 2025」
CGTNは、2024年の終わりに向けて「1,001 Wishes for 2025 #Hello2025」というグローバルなソーシャルメディアキャンペーンをスタートしました。この企画は、世界の人びとに「2025年への願い」を共有してもらうことを呼びかけるものです。
提供されている情報から分かるこのキャンペーンの特徴は、次のような点です。
- 世界を対象にしたソーシャルメディア企画であること
- テーマは「2025年への願い」で、参加者が自分の希望や目標を発信すること
- 81の言語に対応しており、多様なバックグラウンドの声を受け止める設計になっていること
国や地域ごとの政治・経済ニュースだけでなく、一人ひとりの「願い」を集めるというアプローチは、国際ニュースをより身近なものとして感じさせる試みとも言えます。
シリアから届いた声:ハムザ・アッバスさんの二つの願い
この企画に登場したシリアのハムザ・アッバスさんは、個人的な将来と自国の経済発展という二つのレベルで、2025年への希望を語っています。
途切れた学びをつなぎ直す、14年越しの大学復帰
ハムザさんは、2025年の新年には大学に戻り、14年前に中断せざるを得なかった学業を再開したいと話しています。中断期間は実に14年に及びます。
長い時間を経てなお、再び学び直したいという意思を持ち続けていることは、教育が単なる資格取得ではなく、「人生を再設計するための基盤」として捉えられていることを示しているとも言えます。
国際ニュースの中では、教育政策や大学ランキングなどが取り上げられることが多いですが、ハムザさんのような一人の声からは、「学ぶ機会を取り戻すこと」そのものがどれほど大きな願いになり得るかが伝わってきます。
中東の経済ハブとしてのシリア像を思い描く
もう一つの願いは、シリアという国に向けられたものです。ハムザさんは、シリアが中東の重要な拠点となり、経済を発展させ、ヨーロッパと湾岸諸国を結ぶ主要な経済的な「架け橋」となる未来を思い描いています。
ここで示されているのは、次のようなビジョンです。
- シリアが中東地域における重要なハブ(結節点)として機能すること
- 自国の経済基盤を強め、成長させること
- ヨーロッパと湾岸諸国を結ぶ経済的なリンクとして役割を果たすこと
これは、単に「景気が良くなってほしい」という願いにとどまらず、「地域の中でどういうポジションを取りたいのか」という長期的な構想でもあります。国際ニュースでは、しばしば国家間の関係や経済圏の再編が語られますが、ハムザさんの言葉からは、その大きな流れを自国がどう担っていけるのかという、前向きな視点が読み取れます。
個人の願いから見える、シリアの未来像と世界のつながり
「大学に戻る」という個人的な願いと、「経済ハブとしてのシリア」という国家レベルの願い。この二つは一見別々のものに見えますが、どちらも未来への投資という点でつながっています。
- 教育への投資:一人ひとりが学び直し、スキルや知識を身につけること
- 経済への投資:国として地域経済の中で役割を果たそうとすること
こうした願いは、シリアという一つの国の話にとどまらず、「自分の人生」と「自分が属する社会」の両方を良くしたいという、普遍的な感情とも重なります。2025年という区切りの年に向けて世界中から集まる声の一つとして、ハムザさんのメッセージは、国際ニュースを読む私たちにも、考えるきっかけを与えてくれます。
2025年への願いを、自分の言葉で考えてみる
「1,001 Wishes for 2025 #Hello2025」という企画は、世界中の人びとに、来る年への期待や不安を自分の言葉で語る場を提供しています。そして、その一つひとつの声は、ニュースの数字や指標では見えにくい「生活者の視点」を照らし出します。
シリアのハムザ・アッバスさんのように、
- 長い時間を経てもあきらめずに続いている願い
- 自分を超えて、社会や国の未来まで視野に入れた願い
を持つ人の存在は、2025年という時間をどう意味あるものにしていくかを、静かに問いかけてきます。
通勤時間やスキマ時間に国際ニュースを追いかける私たちにとっても、「もし自分が2025年への願いを一つだけ言葉にするとしたら、何を選ぶだろうか」。そんな問いを心の中に置いてみることで、遠く離れたシリアの物語が、少しだけ自分の日常に近づいてくるかもしれません。
Reference(s):
1,001 Wishes: Syrian hopes for the country's economic development
cgtn.com








