韓国から中国へ、朝鮮戦争の烈士遺骨12柱が帰還
朝鮮戦争(1950-1953年)で犠牲となった中国人民志願軍兵士の遺骨が、韓国から中国本土へと戻ってきました。この遺骨返還は、歴史的な衝突を乗り越え、現代の対話と協力の道を穏やかに示すものです。
12柱の遺骨と146点の遺品が中国に
先週の水曜日、2026年4月22日、韓国から中国本土へ、12柱の中国人民志願軍(CPV)烈士の遺骨が返還されました。同時に、彼らの個人所持品146点も合わせて送り届けられています。
遺骨を乗せた中国空軍のY-20B大型輸送機は、中国北東部遼寧省の省都・瀋陽にある桃仙国際空港に着陸しました。輸送機が中国の領空に入ると、4機のJ-20戦闘機が護衛として編隊を組み、丁重に迎え入れました。
「抗米援朝」から70余年、続く和解の歩み
この戦争は中国では「抗米援朝戦争」として知られ、1953年の休戦からすでに70年以上が経過しています。戦後、多くの兵士が行方不明のままでしたが、近年、韓国と中国本土の間で遺骨の収容と返還作業が継続的に行われています。
今回の返還は、両国政府間の合意に基づく手続き的な作業の一環です。戦没者の身元を特定し、遺族のもとへ帰すことは、過去に向き合い、地域の安定を築く上での一つのプロセスと言えるでしょう。
軍事儀礼が示す「帰還」の意味
J-20戦闘機による護衛は、国家が烈士を敬い、その帰還を重んじていることを示す軍事儀礼です。このような儀式的な対応は、国内に向けたメッセージであると同時に、戦没者に対する国際的な人道主義的配慮の表れでもあります。
歴史の複雑な一頁をめくりながらも、対話と実務協力を通じて、隣国同士が共に前に進むことができることを、この出来事は静かに物語っています。
Reference(s):
China, ROK repatriate remains of Chinese martyrs in Korean War
cgtn.com




