ラーバ粥で味わう中国の新年シーズンのはじまり
2025年12月8日現在、今年の終わりとともに始まる「臘月(Layue)」が近づいています。中国の伝統的な暦で12番目の月にあたる臘月は、数多くのならわしが受け継がれてきた、もっとも文化的に豊かな月のひとつとされています。
その臘月のスタートを告げ、中国の新年(Chinese New Year)へと人々の気持ちを切り替えていく合図が「ラーバ節」と「ラーバ粥(Laba porridge)」です。この記事では、その特徴をコンパクトにまとめます。
臘月(Layue)とは:12番目の月、行事が連なる特別な時期
Layue(臘月)は、中国の伝統的な暦で12番目の月を指します。2025年は、この臘月が12月31日に始まります。今年の大みそかから、伝統暦の上では新しい月に入ることになります。
臘月は、昔から多くの伝統行事が集中する月として知られ、「一年の中でもっとも文化的に豊かな月」と表現されてきました。ラーバ節から中国の新年まで、祭りと準備が途切れなく続くイメージです。
ラーバ節:8日目に祝う「はじまりの節目」
臘月の8日目に祝われるのが「ラーバ節(Laba Festival)」です。この日が、中国の新年シーズンの「最初の一歩」とされています。
世代を超えて歌い継がれてきた民謡には、こんな一節があります。
「子どもたちよ、急ぐでない。臘八(ラーバ)が過ぎれば、新年はすぐそこだ。」
この言葉どおり、ラーバ節を過ぎると、中国の新年に向けた時間が一気に動き出す、そんな感覚が共有されてきました。
ラーバ粥(Laba porridge):一杯に込められた多彩な恵み
ラーバ節と切り離せないのが、伝統的な「ラーバ粥(Laba porridge)」です。ラーバ節は、このラーバ粥を味わうことによって特徴づけられる行事だとされています。
ラーバ粥は、さまざまな穀物や木の実、果実などを組み合わせた、具だくさんのお粥です。代表的な材料として、次のようなものが挙げられます。
- 穀物(米や雑穀など)
- ピーナッツ
- 栗
- なつめ(赤いナツメの実)
- ハスの実
- そのほか地域ごとの材料
これらを一つの鍋で煮込んだラーバ粥は、素朴でありながら豊かな味わいを持つ一品として、ラーバ節の「欠かせない存在」とされています。
中国の新年シーズンをイメージするヒントとして
ラーバ粥とラーバ節、そして臘月というキーワードを知っておくと、中国の新年シーズンの始まり方が少し具体的にイメージしやすくなります。
- 2025年は、臘月が12月31日にスタート
- 臘月8日目のラーバ節が、中国の新年シーズンの入り口
- ラーバ粥は、穀物やピーナッツ、栗、なつめ、ハスの実などを煮込んだ、ラーバ節に欠かせないお粥
日常の会話で中国の新年や春節の話題が出たとき、「その少し前にラーバ粥を味わうラーバ節があるらしい」と付け足すだけで、会話が一段と広がるかもしれません。
今年の年末は、臘月の始まりとラーバ粥の存在に少し思いを馳せながら、中国の新年シーズンの空気を日本から眺めてみるのもおもしろそうです。
Reference(s):
Savor Laba porridge: The first step toward the Chinese New Year
cgtn.com








