全豪オープン男子ダブルス:張之臻&マハチ組が逆転で16強入り
全豪オープン男子ダブルスで張&マハチ組が逆転勝ち
テニスの四大大会・全豪オープン男子ダブルス2回戦で、中国の張之臻(Zhang Zhizhen)とチェコのトマス・マハチ(Tomas Machac)組が、ドイツのヤコブ・シュナイター/マルク・ヴァルナー組に5−7、6−4、6−4で逆転勝ちし、16強入りを決めました。メルボルンで行われたこの試合は、数字の上でも内容の上でも、細かな差が勝負を分ける典型的なダブルスの一戦となりました。
スコアはフルセット、差はわずか3ポイント
試合全体でサービスブレークは各セットに1度、合計3回しかありませんでした。互いにサービスゲームを守り合う展開の中で、張/マハチ組は、取ったポイントの総数でもわずかに相手を上回ったにすぎません。試合を通じて彼らが奪ったポイントは103ポイントで、ドイツ組との差はたった3ポイントという接戦でした。
短いラリーを制した張&マハチ組
その僅差を生んだのが、4打以内で決着する短いラリーでした。張&マハチ組が挙げた103ポイントのうち、83ポイントは4打以内で決まっています。とくに勝負のかかった最終セットでは、彼らが獲得した42ポイントのうち35ポイントが短いラリーでのもの。一方、シュナイター/ヴァルナー組は、最終セットの短いラリーポイントが19ポイントと、第1セットの30ポイントから大きく数字を落としました。
- 張&マハチ組の総獲得ポイント:103ポイント
- 4打以内で決着したポイント:83ポイント
- 最終セットで張&マハチ組が取った42ポイント中、短いラリーポイント:35ポイント
- シュナイター/ヴァルナー組の最終セットの短いラリーポイント:19ポイント(第1セットでは30ポイント)
積極的なリターンと前への詰めで短いポイントを取り切ったことが、この試合の鍵だったと言えそうです。
勝負どころで光ったネットプレーとサーブ
最終セット第10ゲーム、マハチが5−4でサービング・フォー・ザ・マッチを迎えると、ドイツ組は2本のブレークポイントを握り、流れを引き戻すチャンスを得ました。しかし、ここで張がネット前で2本続けてボレーウィナーを決め、土壇場でピンチをしのぎます。
デュースに戻った場面では、サイドライン際のボールを追わずに見送り、それがわずかにアウトとなる冷静な判断も光りました。このポイントで3本目のマッチポイントが生まれ、最後はマハチがサービスエースを決めて勝負を締めくくりました。
それ以前の第2セットでも、張はサービング・フォー・ザ・セットとなるゲームで2本のブレークポイントをしのいでいます。ワイドへの返球不能なサーブでセットポイントをつかむと、今度はフォアハンドのダウン・ザ・ライン(サイドライン際への強打)を決めてセットを取り切りました。要所でのサーブとネットプレーが、チームを逆転勝利へと導いた形です。
16強で第15シードと対戦へ
この勝利により、張&マハチ組は男子ダブルス16強に進出し、第15シードのユーゴ・ニース(モナコ)とエドゥアール・ロジェ=バセラン(フランス)組と対戦することになりました。ランキング上位ペアとの一戦は、張にとってダブルスでの存在感をさらに示す機会となりそうです。
この試合から見えるテニスのトレンド
数字を眺めると、現代の男子ダブルスで何が重要視されているのかも見えてきます。
- 短いラリーをどれだけ自分たちのポイントにできるか
- プレッシャーのかかる場面でのサーブとネットプレーの精度
- わずか数ポイントの差を埋めるためのメンタルの強さ
得点差は小さくても、プレーの選択や集中力の差が試合を決めることを、この一戦は改めて示しました。数字とストーリーの両方からテニスを眺めると、試合の面白さが一段と深まります。SNSで試合の感想や印象に残ったポイントを共有しながら、次戦の行方を見守りたいところです。
Reference(s):
Zhang & Machac rally to advance in men's doubles at Australian Open
cgtn.com








