中国がFISフリースキーW杯混合団体エアリアルで地元優勝 長春・北大湖
国際ニュースとしても注目されるウィンタースポーツの大会で、中国チームが存在感を示しました。中国東北部・吉林省長春市の北大湖スキーリゾートで行われたFISフリースタイルスキー・ワールドカップの混合団体エアリアル最終戦で、中国が地元優勝を果たしました。
地元・長春の北大湖で中国が混合団体エアリアル制覇
今季の最終戦となった混合団体エアリアルには、国際スキー・スノーボード連盟(FIS)のフリースタイルスキー・ワールドカップとして、8チームが出場しました。開催地は、中国東北部のウィンタースポーツ拠点として存在感を高める北大湖スキーリゾートです。
出場チームは次のとおりです。
- 中国:2チーム(中国1、中国2)
- アメリカ:2チーム(USA1、USA2)
- カナダ
- ウクライナ
- オーストラリア
- カザフスタン
このうち、表彰台を独占したのは中国とアメリカでした。中国が金メダルと銅メダル、アメリカが銀メダルという結果になっています。
五輪金メダリストを擁する「中国1」が圧勝
優勝した「中国1」には、オリンピック金メダリストの徐夢桃(Xu Mengtao)選手と戚官舗(Qi Guangpu)選手、そして男子エアリアルで勢いに乗る李天馬(Li Tianma)選手がそろいました。
3人の合計得点は345.26点。アメリカの「USA1」(317.05点)に約28点差をつける、圧倒的なスコアでトップに立っています。3位には、陳美廷(Chen Meiting)選手、王心迪(Wang Xindi)選手、李欣鵬(Li Xinpeng)選手で構成された「中国2」が316.72点で入り、中国勢が1位と3位を占めました。
順位は次のようになりました。
- 1位:中国1 345.26点
- 2位:USA1 317.05点
- 3位:中国2 316.72点
高難度ジャンプがそろった3人の構成
優勝に大きく貢献したのが、戚官舗選手と李天馬選手、そして徐夢桃選手それぞれの高難度ジャンプです。
- 戚官舗選手:バック・ダブル・フル・フル・フル(back double full-full-full)を成功させ、123.53点をマーク。
- 李天馬選手:前日の男子エアリアル優勝の勢いそのままに、バック・フル・ダブル・フル・フル(back full-double-full-full)を決め、122.57点を獲得。
- 徐夢桃選手:同じ北大湖での女子エアリアル種目を制した勢いを持ち込み、安定したジャンプで99.16点を記録。
3人ともに難度の高い技をまとめ、合計得点で他チームを大きく引き離す形になりました。
戚官舗「最後のジャンプは自信を持って挑めた」
大会後、戚官舗選手は「きょうはきのうより天候が良く、チームメートもみんな良いパフォーマンスを見せてくれたので、最後のジャンプには大きな自信を持って臨めた」と振り返りました。
エアリアル競技では、天候や雪面の状態が難度や着地の安定に直結します。その中で、チーム全体の流れやコンディションが整ったことが、高得点ジャンプにつながったといえます。
北大湖大会で中国勢は金3・銀2・銅1
北大湖で行われた今回のワールドカップでは、中国の選手たちは混合団体にとどまらず、多くの種目でメダルを獲得しています。大会全体を通じて、中国勢は金メダル3個、銀メダル2個、銅メダル1個を手にしました。
男子エアリアルで優勝した李天馬選手、女子エアリアルで勝利した徐夢桃選手が、そのまま混合団体でも中心となり、地元開催を活かして結果につなげた形です。
なぜこのニュースが重要か:ウィンタースポーツと中国の存在感
今回のFISフリースタイルスキー・ワールドカップ混合団体エアリアルの結果は、単なる一大会の優勝というだけでなく、いくつかの点で注目すべき動きにつながっています。
- 地元開催での強さ:中国は、地元の観客の前で安定した演技を見せ、表彰台に2チームを送り込みました。
- ベテランと勢いのある選手の融合:オリンピック金メダリストと、直前の個人戦で優勝した選手が同じチームで力を発揮した点は、混合団体ならではの魅力です。
- ウィンタースポーツの広がり:カナダ、ウクライナ、オーストラリア、カザフスタンなど、多様な国と地域の選手が参加しており、エアリアルを含むフリースタイルスキーが、世界規模で競技人口とレベルを高めていることがうかがえます。
デジタルネイティブ世代や国際ニュースに関心のある読者にとって、ウィンタースポーツは「オリンピックのときだけ注目する競技」から、「シーズンを通じて楽しめる国際競技」へと変わりつつあります。今回の北大湖での結果は、その流れの中で、中国がどのように存在感を示しているかを知る一つの手がかりと言えるでしょう。
今後も、FISワールドカップなど国際大会の動向を追うことで、競技そのものの面白さに加え、各国の育成体制やスポーツ文化の違いにも、自然と目が向いていきそうです。
Reference(s):
China win mixed team aerials title in FIS Freeski World Cup at home
cgtn.com








