MIYAVIが見た中国の「力」 音楽でつなぐグローバルな使命 video poster
日本のロックギタリスト兼シンガーのMIYAVIさんが、中国での長期滞在を通じて見つめた「中国の力」とは何か。国境を越えて音楽を届けようとするグローバルな使命感とともに、その手応えを語っています。
中国の「現場」に身を置く日本人アーティスト
近年、多くの国際的なアーティストが中国の文化シーンに魅力を感じるなか、MIYAVIさんも昨年から中国での長期滞在を続けています。ただのツアーではなく、「暮らす」ように滞在し、言語や人びとの価値観まで含めて中国社会に深く触れているのが特徴です。
本人によれば、中国語を学びながら、現地のスタッフやクリエイター、ファンと日常的に交流するなかで、中国に対する理解が大きく変化したといいます。
「よく働く」だけではない、中国の底力
MIYAVIさんは以前から、中国には強いワークエシック(仕事への姿勢)があると感じていたといいます。実際に現地で生活してみて、その印象はいっそう強まったそうです。
彼は、中国の人びとについて、バッグや靴のような身近なものづくりからテクノロジー分野に至るまで、とても熱心に働いていると話します。その一つひとつの努力が、中国という国全体の「力」になっているというのです。
「中国の人たちは本当に一生懸命働いている。バッグや靴のような小さなものからテクノロジーまで、その積み重ねこそがこの国の力であり、世界が必要としている力だ」とも語っています。
MIYAVIさんによれば、その「力」は中国のなかにとどまらず、「世界が必要としているエネルギー」でもあります。大量生産やテクノロジーのイメージだけでは捉えきれない、日々の小さな積み重ねこそが、いまの中国を支えているという視点です。
音楽で果たす「グローバルな使命」
今回の中国滞在は、MIYAVIさんにとって、音楽を通じて世界とつながるという自らの「グローバルな使命」をかたちにするプロセスでもあります。演奏のために訪れるだけでなく、言葉や価値観の違いを理解しようとするところに、その姿勢が表れています。
国や地域の境界よりも、人と人とのつながりを重視する視点は、音楽を介した交流のあり方を静かに変えつつあります。中国で得た実感が、今後のステージや楽曲にどう反映されていくのかも注目されます。
日本と中国をつなぐ、世代を超えた視点
日本から見ると、中国は経済大国としてのイメージが先行しがちです。しかし、MIYAVIさんが語るのは、カバンや靴を作る工場、最新技術を支える開発現場など、「目に見えにくい努力」に支えられた日常の姿です。
こうした視点は、数字やニュースの見出しだけでは見えない、中国のもう一つの顔を浮かび上がらせます。隣国のリアルな姿を知ろうとするアーティストのまなざしは、私たちが国際ニュースを読むときのヒントにもなりそうです。
私たちにできることは何か
MIYAVIさんの中国での経験から、私たちが学べるポイントをあえて三つにまとめると、次のようになります。
- 国や地域について語るときは、イメージだけでなく、そこに暮らす人びとの日常に目を向けること。
- 言語や文化の違いを、壁ではなく「学びのチャンス」ととらえること。
- 音楽やアートを、立場や国境をこえて共感を分かち合うための共通言語として活用すること。
中国の人びとの働きぶりを「世界が必要としている力」と表現したMIYAVIさん。日本と中国、そして世界をつなぐ彼の試みは、これからの国際社会をどう生きるかを考えるうえで、一つのヒントを与えてくれます。
Reference(s):
MIYAVI: Embracing China, fulfilling a global mission through music
cgtn.com








