中国・秦皇島の小学生がリサイクルアートで海洋保護を発信
今度の日曜日に第17回世界海洋デーと第18回中国全国海洋意識デーを迎えるのを前に、中国・河北省秦皇島市の小学校で、海洋保護をテーマにしたアートづくりの授業が行われました。
リサイクル素材で海を描く、小学生の挑戦
秦皇島市のこの小学校では、教師の指導のもと、児童たちがペットボトルや貝殻などのリサイクル素材を使って、海をテーマにした作品づくりに取り組みました。ふだん捨ててしまいがちな素材を手に取り、色を付けたり、組み合わせたりしながら海を表現していきます。
こうしたハンズオンの活動は、ただ絵を描くだけでなく、素材の背景にある「ごみ」や「資源」という視点を意識させる狙いがあります。
世界海洋デーと全国海洋意識デーとは
世界海洋デーは、海が地球環境や人々の暮らしにもたらす恩恵について考え、海洋保護への理解を深めることを目的とした国際的な記念日です。中国ではこれとあわせて、国全体で海洋環境への関心を高める全国海洋意識デーも設けられています。
ことしは、第17回世界海洋デーと第18回全国海洋意識デーを迎えます。秦皇島の小学生による取り組みは、そのメッセージを先取りする形で行われました。
なぜリサイクルが海の学びにつながるのか
今回のアートづくりで使われたペットボトルや貝殻は、どれも本来なら捨てられていたかもしれないものです。身近なごみが作品として生まれ変わる過程を体験することで、児童たちは次のような問いを自然と考えるようになります。
- このペットボトルが海に流れ出たら、どうなるのか
- ごみを減らすために、自分は何ができるのか
- 海の生きものや自然を守るには、どんな工夫が必要か
教室のなかで行う小さな制作活動ですが、海洋ごみや環境負荷という大きなテーマを、自分ごととして感じる入り口になっていると言えます。
環境責任と自然を大切にする心を育てる
授業のねらいは、単に海洋保護の知識を教えることではなく、環境に対する責任感と自然への愛着を育てることにあります。自分の手で作品をつくるプロセスは、教科書の説明だけでは得にくい実感を子どもたちにもたらします。
また、友だちとアイデアを出し合いながら一つの作品を形にしていくことで、「環境問題は一人ではなく、みんなで取り組むものだ」という感覚も身につきます。これは、将来さまざまな社会課題に向き合うときの基礎となる力にもつながります。
海を守るために、私たちが今日からできること
秦皇島の小学生の取り組みは、私たち一人ひとりにも問いかけを投げかけています。海洋保護のために、日常生活の中でできる行動は決して難しいものばかりではありません。
- 使い捨てプラスチック製品をなるべく減らす
- ごみの分別やリサイクルを丁寧に行う
- 海や川に出かけるときは、ごみを持ち帰る
- 海洋環境に関するニュースや情報を家族や友人と共有する
今度の日曜日、世界海洋デーと全国海洋意識デーをきっかけに、自分にとっての「海を守る一歩」は何かを考えてみるのもよさそうです。
Reference(s):
cgtn.com








