中国本土の鉄道が夏の新サービス 自家用車を列車輸送して現地でドライブ
今夏、中国本土の鉄道システムで、自家用車を観光地まで運んでくれる新しいサービスが始まりました。長距離ドライブの負担を減らしつつ、現地では自分の車で自由に走りたいというニーズに応える動きです。
自分は列車や飛行機、車だけ鉄道で移動
この新しい夏季サービスでは、旅行者と自家用車が別々に移動し、目的地で再会する仕組みになっています。出発地で車を預けると、車は鉄道で観光地まで運ばれ、利用者は旅客列車や飛行機で移動します。目的地に到着したあと、自分の車を受け取り、そのまま自分のペースで観光ドライブを楽しめます。
重慶からラサへ Zhang Ruiさん親子のケース
中国西部の都市・重慶に住む車のオーナー、Zhang Ruiさんは、以前から子どもと一緒にラサへの自家用車旅行を計画していました。しかし、片道2,000キロメートル以上におよぶ距離と、4〜5日かかる長時間の運転、そして山岳地帯の厳しい道路事情が大きな負担になると感じていました。
Zhangさんは、この新しい鉄道による自動車輸送サービスを知り、すぐに予約を決めました。自分の車は鉄道でラサへ送り、自身と子どもは列車または飛行機で移動し、現地で車と合流するという選択をしたのです。
Zhangさんが所有するのはピックアップトラックです。重慶からラサまでこの車を鉄道で運ぶ費用は4,400元(616ドル)で、自分で運転して向かう場合と比べると、燃料代や高速道路の通行料金、途中の宿泊費などの出費を4割以上抑えられるといいます。時間の節約にもつながり、体力的な負担も大きく軽減されました。
長距離ドライブの「しんどさ」を減らす仕組み
今回のケースが示しているのは、長距離の自家用車旅行をしたい一方で、数千キロにおよぶ運転や道路事情の厳しさに不安を抱く人が少なくないという現実です。このサービスを使えば、運転が必要なのは現地に到着してからだけで、移動中は列車や飛行機で休みながら移動できます。
- 燃料代や通行料金、宿泊費などのコストを抑えられる
- 長時間の運転を避けられ、体力的な負担が軽くなる
- 現地では自分の車で自由なルートやペースを選べる
自家用車旅行のスタイルはどう変わるか
中国本土の鉄道によるこのような自動車輸送サービスは、自家用車と公共交通を組み合わせる新しい旅行スタイルの一例といえます。長距離の過酷な区間は鉄道に任せ、観光地では自分の車で移動するという発想は、今後の旅行の選択肢を広げる可能性があります。
自家用車旅行に関心があるものの、長時間運転に不安を感じる人にとって、今回のようなサービスは注目すべき動きです。自分のペースで旅を楽しみながら、移動の負担やコストをどう抑えるか。今夏の中国本土の取り組みは、その問いに対する一つの答えを示しているように見えます。
Reference(s):
New summer car transport service by rail boosts self-driving travel
cgtn.com








