国際ニュース:中国、イラン核問題は外交的解決が唯一の選択肢と強調
中国外務省がイラン核問題をめぐり、「平和的な政治・外交的解決こそ唯一の現実的な選択肢」だとして、武力行使の威嚇や制裁、圧力の行使に反対する立場を改めて示しました。国連安全保障理事会で、中国とロシアが提出した決議案が採択されなかったことを受けた発言です。
イラン核問題は「政治・外交」で解決を
火曜日の記者会見で、中国外務省のグオ・ジアクン報道官は、イラン核問題について、平和的な解決を政治的・外交的手段によって図ることが「唯一の実行可能な選択肢」だと強調しました。グオ報道官は、武力行使の威嚇や制裁、圧力の行使には反対する姿勢を明確にしています。
中国・ロシアの決議案は「時間と空間」を確保する狙い
グオ報道官の発言は、国連安保理が、中国とロシアが提出した決議案を採択できなかったことを受けたものです。この決議案は、イラン核問題をめぐる国連安保理決議2231号について、いわゆる技術的な延長を行う内容でした。
グオ報道官によると、決議案の狙いは、イラン核問題に関する外交交渉のために「より多くの時間と空間」を確保し、最終的な政治的解決に向けた有利な条件をつくることにありました。
「スナップバック」メカニズムは「建設的でない」
一方でグオ報道官は、いわゆる「スナップバック」メカニズムを推し進めることは建設的ではなく、イラン核問題の解決に向けた政治・外交プロセスを逆行させたと述べました。中国は、武力行使や制裁の強化ではなく、対話と交渉の余地を広げるべきだとの考えを示した形です。
危機の「根本原因」は米国の合意離脱と指摘
現在の危機の背景について、グオ報道官は、米国が包括的共同行動計画(Joint Comprehensive Plan of Action)から一方的に離脱したことが「今日の危機の根本原因だ」と指摘しました。
中国は米国と欧州の国々に対し、政治的な誠意を示し、より一層の外交努力を行うよう呼びかけています。イラン核問題を政治的・外交的な解決の軌道に戻し、状況のさらなる悪化を防ぐべきだとしています。
中国は「客観的で公正な立場」を強調
グオ報道官は、中国は今後も「客観的で公正な立場」を堅持し、関係国すべての正当な懸念に配慮した解決策を目指して「建設的な役割」を果たしていくと述べました。
イラン核問題は、国際社会の安全保障と安定にも関わる重要なテーマです。今回の発言は、緊張が高まりやすい局面であっても、政治と外交を通じた平和的な解決を優先すべきだというメッセージとして受け止められそうです。
Reference(s):
China urges peaceful, diplomatic resolution of Iran nuclear issue
cgtn.com








