大阪・関西万博中国館でマカオウィーク開幕 世界遺産と多文化を体感
2025年の大阪・関西万博会場の中国館で、マカオ特別行政区の魅力を集中的に紹介するMacao Week(マカオウィーク)が始まりました。世界遺産や多文化の街並みを体感できる企画として、日本でも注目を集める国際ニュースです。
大阪・関西万博の中国館で「マカオウィーク」開幕
2025年大阪・関西万博(World Expo 2025 Osaka)の中国館では、Experience Macao(エクスペリエンス・マカオ)をテーマにした3日間のイベントが金曜日に開幕しました。クリエイティブな展示、ビジネス交流、文化公演、インタラクティブな体験が組み合わされ、マカオ特別行政区の発展の姿を総合的に伝えています。
今回の参加は、マカオ特別行政区政府にとって、2010年の上海万博以来となる万博の舞台への復帰であり、1999年12月20日の中国への返還以降、海外で開催される万博で本格的に姿を見せる初めての機会となります。
デジタル技術で体感する「マカオの今と歴史」
中国館の内部には、マカオウィークに合わせて複数のテーマゾーンが設けられ、来場者はデジタル技術を通じてマカオの歴史と現在を行き来するように体験できます。
- Macao Impressions(マカオ・インプレッション)ゾーンでは、ユネスコ世界遺産に登録された歴史的建造物や観光プロジェクトが、迫力あるデジタル映像で紹介されます。
- East-West Fusion(東西融合)ゾーンでは、花火大会やフードフェスティバルなど、マカオならではの大規模イベントの様子がダイナミックに映し出されます。
- World Heritage Walk(世界遺産ウォーク)ゾーンでは、タッチ操作ができるインタラクティブなスクリーンを使い、マカオ歴史市街地区をバーチャルに散策できます。建物の質感や街並みの広がりを、時間と空間を超えて味わえる構成です。
従来の展示を「見る」だけでなく、「歩く」「触れる」体験へと拡張している点は、デジタル技術を活用した文化遺産の新しい伝え方として注目できます。
広場ではマスコットと伝統芸能が来場者を歓迎
中国館前の広場では、マカオの観光マスコットであるMak Mak(マック・マック)がフォトスポットで来場者を出迎えています。写真撮影を楽しむ人々が集まり、イベントの雰囲気を一層にぎやかにしています。
さらに、ポルトガルの民俗舞踊や獅子舞のパフォーマンスも披露され、多くの観光客が足を止めています。長い歴史の中で東西の文化が交差してきたマカオの姿が、音楽と躍動感あふれる動きによって表現されています。
マカオが示す「多文化共生」のモデル
マカオウィークの豊富な展示やプログラムは、中国文化を主体としつつ、多様な文化が共存する交流と協力の拠点としてのマカオの性格を前面に押し出しています。
文化遺産の保護とイノベーションの推進を同時に行うことで、マカオはグローバル化の中でどのように自らのアイデンティティを磨き、開かれた社会を築くかという問いに一つのモデルを示しているといえます。来場者は、過去と現在、ローカルとグローバルが重なり合う都市像を立体的に感じ取ることができます。
中国館に広がる170万人超の交流空間
中国館は、今年4月13日のオープン以来、中国文化の要素と先端技術を組み合わせた展示や、活気あるテーマプログラムによって、世界各地から170万人以上の来場者を迎えてきました。
そこに加わったマカオウィークは、中国館全体のストーリーの中で、マカオ特別行政区の個性と役割を紹介する重要なパートを担っています。中国本土と世界、そしてアジアと欧州をつなぐハブとしてのマカオの姿を、来場者が具体的なイメージとして思い描けるよう工夫された構成です。
私たちが読み取れるポイント
今回のニュースを手がかりに、次のような視点で大阪・関西万博やマカオの取り組みを捉えることができます。
- 世界遺産と最新テクノロジーを組み合わせ、文化を共有しやすくする試みが進んでいること
- マカオが、東西の文化が交わる場としての歴史を生かし、多文化共生のあり方を提示しようとしていること
- 大阪・関西万博の中国館が、中国本土やマカオ特別行政区の多様な姿を紹介する窓口として機能していること
短時間で読み切れるニュースの中にも、アジアと世界のつながり、都市と文化の未来像を考えるヒントが隠れています。通勤時間やスキマ時間に目を通しつつ、自分なりの視点でマカオウィークの意味を捉え直してみるのも良さそうです。
Reference(s):
cgtn.com








