中国男女が決勝進出 男子は日本に大逆転勝利|アジア卓球団体戦
インド・ブバネーシュワルで行われているアジア卓球選手権団体戦で、中国の男子・女子代表がそろって決勝進出しました。男子は日本代表を相手に0-2から3-2への大逆転を演じ、香港特別行政区代表との決勝に駒を進めます。
中国男子、日本から0-2逆転で決勝へ
火曜日に行われた男子団体準決勝は、中国と日本というアジアのライバル同士の対戦になりました。ディフェンディングチャンピオンの中国は、いきなり2試合連続でフルゲームの接戦を落とし、チームスコア0-2と追い込まれますが、そこから3試合連続で3-2勝利を収める劇的な展開となりました。
第1試合:Harimotoがフルゲームを制し、日本が先行
第1試合はLiang JingkunとTomokazu Harimotoのエース対決でした。Liangは第4ゲームを11-9で取り、勝負を最終第5ゲームにもつれ込ませます。しかし最後は世界ランキング4位のHarimotoが11-9で押し切り、日本がチームスコア1-0とリードを奪いました。
第2試合:Wang Chuqinも振り切られ、中国は0-2に
続く第2試合もフルゲームまでもつれました。世界ランキング1位のWang Chuqinは、Sora Matsushimaを相手に最終ゲームで6-8とリードを許します。Matsushimaのショットがワイドに外れる場面もありましたが、Wangは追い上げきれず、バックハンドのミスで第5ゲームを11-7で落とし、チームは0-2と苦しい展開になりました。
第3試合:20歳のLin Shidongが流れを変える
後がなくなった中国にとって、第3試合を任された20歳のLin Shidongの出来がカギとなりました。この試合も最終第5ゲームまでもつれましたが、LinはHiroto Shinozuka相手に8-5とリードを奪います。そのままバックハンドのウィナーを決めるなどして3-2で勝利し、チームスコアを1-2に縮めました。
第4試合:世界1位Wangが意地の勝利でタイに
第4試合は、両チームのトップランカー同士、HarimotoとWangの再戦となりました。ここでも試合は第5ゲームまでもつれますが、25歳のWangは日本のエースがネットにかけた場面でマッチポイントを2本握ります。そのまま第5ゲームを11-8で取り切り、3-2で勝利。チームスコアを2-2のタイに戻しました。
第5試合:Liangが締め、約4時間の激闘に終止符
すべてを託された最終第5試合は、LiangとMatsushimaの対戦となりました。この試合も例にもれず第5ゲームまでもつれ込みますが、Liangが6-3とリードを広げると、一気に6ポイント連取。第5ゲームを11-3で制し、チームに3-2の大逆転勝利をもたらしました。
全5試合すべてがフルゲームにもつれ込んだこの準決勝は、およそ4時間に及ぶ激闘となりました。中国男子は、この勝利で香港特別行政区代表との決勝に進出しています。
中国女子も決勝進出 男女そろってタイトルを狙う
大会では、中国女子代表も決勝進出を決めており、中国は男女そろってアジア団体タイトル獲得に挑むことになります。詳細な試合経過は限られていますが、男女ともに安定した強さを見せていることがうかがえます。
勝敗を分けたポイントはどこか
今回の中国対日本の準決勝は、スコアだけでなく内容も濃い一戦でした。ポイントを整理すると、次のような点が浮かび上がります。
- 全試合フルゲームの接戦
5試合すべてが最終ゲームまでもつれたことで、わずかなミスや精神面の差が結果を左右したといえます。 - 若手とエースの噛み合わせ
0-2からの反撃の口火を切ったのは20歳のLinでした。その後、世界ランキング上位のWangとLiangがきっちり結果を出したことで、チームとしての層の厚さが際立ちました。 - 終盤の集中力
第4試合と第5試合では、中国側が終盤の連続ポイントで主導権を握りました。特に最終ゲームでの連取は、長時間の試合でも集中力を切らさなかった証拠といえます。
アジア卓球勢力図の中で見るこの一戦
アジア卓球選手権団体戦は、世界のトップレベルが集まる大会でもあります。その中で、中国と日本の男子による約4時間の激闘は、アジアの競争の激しさとレベルの高さを象徴する試合となりました。
男子は決勝で香港特別行政区代表と対戦し、女子も決勝の舞台に立ちます。中国が男女そろってタイトルを手にするのか、それとも新たな波乱が起きるのか。アジア卓球の今後を占う意味でも、決勝の行方に注目が集まりそうです。
Reference(s):
China men, women reach finals at Asian Table Tennis Team Championships
cgtn.com








