中国第15回全国運動会 飛び込みで陝西と広東が金メダル 楊昊ら活躍
中国第15回全国運動会の飛び込みで光った陝西と広東
中国第15回全国運動会の飛び込み競技が、中国南部の広東省広州市で行われました。男子10メートルシンクロ高飛び込みでは陝西チームのYang Hao(ヤン・ハオ)/Bai Yuming(バイ・ユーミン)組が、女子3メートルシンクロ板飛び込みでは広東チームのChen Yiwen(チェン・イーウェン)/Lin Shan(リン・シャン)組が金メダルを獲得し、中国ダイビングの層の厚さをあらためて印象づけました。
男子10メートルシンクロ 楊・白ペアが大差で優勝
男子シンクロ高飛び込み決勝では、オリンピック王者のYang HaoがBai Yumingとペアを組み、陝西代表として出場しました。最初の5本はいずれも1人あたり8.5点以上が並ぶ安定した演技で、早い段階からライバルに30点以上の差をつけました。
最終ダイブでBaiがミスを犯したものの、積み上げたリードは揺らぎませんでした。2人は合計461.82点をマークし、危なげなく優勝。中国国内でも屈指の強豪が集まる全国運動会で、圧倒的な完成度を示した形です。
2位には広東のベテランChen Aisen(チェン・アイセン)とZhu Zifeng(ジュー・ズーフォン)組が入り、トップとは27.27点差でした。3位は天津のHuang Zigan(ホアン・ズーガン)/Yang Ling(ヤン・リン)組が続き、表彰台を逃したチームとの差も小さく、国内の競争レベルの高さがうかがえます。
女子3メートルシンクロ パリ二冠の陳怡文が新パートナーと金
一方、女子3メートルシンクロ板飛び込みでは、2024年パリ夏季五輪で2つの金メダルを獲得したChen Yiwenが、新パートナーのLin Shanと広東代表として登場しました。2人は5本すべてのラウンドで首位を維持し、合計333.12点で優勝しました。
銀メダルは安定した演技を見せた陝西、銅メダルは湖北が獲得しました。わずか1か月ほど前に結成されたばかりのChen/Lin組の得点は、ChenがChen Jia(チェン・ジア)と組んで2025年7月の世界選手権女子3メートルシンクロで挙げた325.20点を上回るもので、短期間でのコンビネーションの完成度の高さが際立ちます。
国内大会から見える中国ダイビングの現在地
今回の結果は、中国ダイビングの「層の厚さ」を象徴していると言えます。男子では五輪王者が国内大会でもきっちり結果を残しつつ、他地域の若手やベテランも高得点で追いかけています。女子では、新しいペアが世界大会優勝時を上回るスコアを出しており、今後の代表争いはさらに激しさを増しそうです。
こうした国内でのハイレベルな競争は、次の世界選手権や将来のオリンピックに向けた選手層の底上げにもつながります。数字だけを見ても、世界トップレベルの争いが国内で日常的に行われていることがうかがえます。
日本の視点:スコアを手がかりに世界との距離を測る
日本のスポーツファンにとって、中国の全国運動会は「国内版オリンピック」とも呼べる存在です。今回のように詳細な得点やメンバーを追っておくと、世界選手権やオリンピックで日本代表が対戦する相手の実力を、数字の面からもイメージしやすくなります。
- 男子10メートルシンクロでは、楊・白ペアが2位に20点以上の差をつけて優勝
- 女子3メートルシンクロでは、陳・林ペアのスコアが世界選手権優勝時を上回る水準
- 陝西、広東、天津、湖北など複数地域がメダル争いに絡み、選手層の広さが確認できる
国際ニュースとしてスポーツを見るとき、こうした国内大会の動きは、各国・各地域の強化の方向性を知る手がかりにもなります。忙しい日常の合間に、数字とストーリーの両方からスポーツを眺めてみると、新しい発見があるかもしれません。
Reference(s):
Yang Hao, Bai Yuming add diving gold for Shaanxi at National Games
cgtn.com








