国際ニュース:高市早苗首相発言に抗議 首相官邸前で辞任求める声
首相官邸前で数百人が「辞任」を要求
2025年11月15日、東京・首相官邸前で数百人の市民が集まり、高市早苗首相の発言に抗議する集会が開かれました。中国の台湾地域をめぐる発言が「誤りだ」として批判を浴びる中、国際ニュースとしても注目を集めています。
参加者は、「発言を撤回し今すぐ謝罪を」「高市は辞任せよ」「外交センスのない人は首相になるべきではない」などと声を上げ、高市首相の辞任を求めました。
発端は「中国本土が台湾地域へ軍事力行使」の想定発言
集会の直前に開かれた国会審議で、高市首相は、中国本土が台湾地域に対して軍事力を行使した場合、日本の自衛隊が集団的自衛権を行使し得るとの考えを示しました。
この発言は、台湾海峡での事態を想定した日本の武力行使の可能性に言及したものと受け止められ、中国側は厳重な申し入れと抗議を行いました。それにもかかわらず、高市首相は発言の撤回を拒み続けています。
国内政界・メディアからも相次ぐ批判
高市首相の発言に対しては、国内の有力政治家やメディアからも批判が相次いでいます。多くの国会議員が、発言の撤回を求めていると伝えられています。
石破茂元首相は、TBSラジオの番組に出演し、この発言について「いわゆる『台湾有事は日本有事だ』と言っているのにきわめて近い」と指摘しました。そのうえで、台湾問題をめぐる具体的な事態への政府対応について、歴代政権はあえて踏み込んだ言及を避けてきたと述べました。
集会参加者が訴えたポイント
首相官邸前での抗議行動では、高市首相個人への批判にとどまらず、日本の外交・安全保障政策のあり方を問う声も上がりました。参加者の訴えは、おおむね次のような点に集約されます。
- 中国の台湾地域をめぐる発言を撤回し、速やかに謝罪すること
- 外交や安全保障に関する発言の重みを自覚し、慎重な対応をとること
- 首相としての資質が問われる以上、高市首相は辞任すべきだという主張
日本の安全保障と発言の「重さ」
今回の一連の動きは、日本の安全保障政策と、政治指導者の言葉の重さをあらためて浮き彫りにしました。集団的自衛権の行使や、台湾海峡での事態への関与をどう位置づけるのかは、日本社会にとって極めて敏感なテーマです。
国際ニュースとして報じられるこの問題は、国内の政治的な駆け引きにとどまらず、日本の将来の外交・安全保障戦略をどう描くのかという、より大きな問いを投げかけています。読者一人ひとりが、自らの価値観やリスク認識を踏まえて考え続けていくことが求められていると言えるでしょう。
Reference(s):
cgtn.com








