2026年APECリーダーズ会議、深圳開催へ 11月18〜19日に第33回会合
2026年APECリーダーズ会議、深圳で開催へ
アジア太平洋地域の重要な国際会議であるAPEC経済リーダーズ会議(APEC Leaders’ Meeting)の第33回会合が、2026年11月18〜19日に中国南部・広東省深圳市で開催されることが明らかになりました。2025年末の時点で、開催までおよそ1年となり、国際経済や地域協力の行方を占う場として注目が集まりつつあります。
第33回APEC経済リーダーズ会議の概要
今回のAPEC経済リーダーズ会議は、2026年11月18日から19日にかけて、広東省深圳市で行われる予定です。会期は2日間とされ、アジア太平洋の主要な国や地域の首脳級が一堂に会し、経済協力や地域の課題について意見を交わします。
深圳は、中国南部を代表する大都市の一つで、近年はテクノロジー産業やイノベーションの拠点として国際的な存在感を高めてきました。そうした都市でAPECのリーダーズ会議が開かれることで、デジタル経済や次世代産業に関する議論が一層注目される可能性があります。
APEC経済リーダーズ会議とは
APEC(アジア太平洋経済協力)は、アジア太平洋地域の経済連携を進めるための枠組みで、その中でも経済リーダーズ会議は、各メンバーのトップレベルが集まる年次の会合です。
この会議では、
- 貿易・投資の促進
- サプライチェーンの安定と強靭化
- デジタル経済やイノベーションの連携
- 気候変動や持続可能な成長に向けた協力
といったテーマが、例年のように議論の柱となることが見込まれます。加盟する国と地域の利害は多様ですが、対立ではなく対話を重ねる場として、APECリーダーズ会議は位置づけられています。
深圳開催が持つ意味
広東省深圳市は、改革開放以来、大きな経済成長を遂げてきた都市として知られています。製造業の集積地としてだけでなく、スタートアップやテクノロジー企業が集まる「イノベーション都市」というイメージも強まっています。
そうした都市でAPEC経済リーダーズ会議が行われることには、いくつかの象徴的な意味が読み取れます。
- デジタル技術やイノベーションを重視した地域協力の方向性を示す
- 実際の産業現場や都市の姿を背景に、供給網や生産拠点の在り方を議論しやすくする
- アジア太平洋経済の成長エンジンとしての役割を改めて印象づける
会議の公式テーマや詳細な議題は今後詰められていきますが、深圳という開催地そのものが、「次のアジア太平洋経済」をイメージさせる舞台装置になっていくと考えられます。
2026年会合で焦点になりそうなテーマ
2026年のAPEC経済リーダーズ会議に向けて、具体的な議題は今後各メンバー間で調整されていきますが、現在の国際経済の流れから、次のようなポイントに注目が集まりそうです。
- サプライチェーンの安定化:パンデミックや地政学的リスクを踏まえた、安定的で柔軟な供給網づくり
- デジタル経済のルールづくり:データ流通や電子商取引に関する共通ルールや協力の枠組み
- グリーン転換と持続可能性:脱炭素化や再生可能エネルギーなど、成長と環境を両立させる戦略
- 中小企業・スタートアップ支援:イノベーションを担う企業への支援や人材交流
アジア太平洋の国や地域の経済は互いに深く結びついており、一つの地域で起きた変化が、別の地域の企業や生活にも波及しやすい時代になっています。2026年深圳会合は、そうした現実を前提に、どのようにリスクを抑えつつ協力を進めるかを探る場になりそうです。
これから1年、何に注目するか
2025年末から2026年にかけて、各メンバーはAPEC経済リーダーズ会議に向けた準備を進めていきます。準備の過程で、
- 事前の閣僚会合や高官級会合でどのような論点が浮かび上がるか
- ビジネス界や研究者がどのような提言を行うか
- デジタル、グリーン、包摂的成長といったキーワードがどう具体化していくか
といった点が、国際ニュースとしても注目されていくでしょう。
2026年11月18〜19日の深圳会合が近づくにつれ、アジア太平洋の経済や社会の姿をどのようにアップデートしていくのか、その輪郭が少しずつ見えてくることになりそうです。
Reference(s):
2026 APEC meeting to be held on Nov. 18-19 in China's Shenzhen
cgtn.com








