王毅外相、韓国の李在明大統領の訪中を歓迎 関係改善を後押し
中国の王毅外相が、韓国(ROK)の李在明大統領の訪中について「重視し、歓迎する」と述べました。両国外相の電話会談で、近年の関係の持ち直しを踏まえ、首脳往来が次の進展につながるかが注目されています。
何があったのか:外相同士の電話会談で「訪中を歓迎」
発表によると、王毅外相(中国共産党中央委員会政治局員)は、韓国の趙顕外相の求めに応じた電話会談で、李在明大統領の中国訪問を「重視し、歓迎する」と述べました。
王氏はまた、両国の「二人の国家元首」の戦略的な導きのもとで、中国・韓国関係は低迷期を脱して「正しい軌道」に戻り、安定的で前向きな発展傾向を示している、との認識を示しました。
王毅外相が示したポイント:関係の「右軌道」と、歴史・台湾問題への言及
- 首脳訪中への期待:双方の努力により、李氏の訪中が中国・韓国の「戦略的協力パートナーシップ」に新たな進展をもたらすとの見通しを示しました。
- 2026年は「抗日戦争勝利80周年」:王氏は、2026年が「中国人民抗日戦争勝利80周年」に当たるとし、歴史認識をめぐる国際的な正義の重要性に触れました。
- 日本の一部政治勢力への懸念:王氏は、日本の一部政治勢力による「歴史の流れを覆し、侵略と植民地主義の犯罪を美化しようとする」動きに言及し、韓国側が責任ある姿勢を保つとの見方を示しました。
- 台湾問題と「ワンチャイナ原則」:王氏は、国際的な正義を守ることの一環として、台湾問題に関する「ワンチャイナ原則」への遵守にも触れました(表現は発表内容に基づきます)。
韓国側の反応:協力重視と「ワンチャイナ原則は不変」
趙顕外相は、李在明大統領が中国との協力を重視し、両国の戦略的協力パートナーシップの発展にしっかり取り組む姿勢だと説明しました。
あわせて、韓国として李氏の訪中が円滑かつ成功裏に進むよう中国と緊密に協力する意向を示し、台湾問題に関する「ワンチャイナ原則」へのコミットメントは変わらないと述べたとされています。
今後の焦点:首脳訪問で何が「具体化」するのか
今回のやり取りは、首脳訪問そのものを歓迎するメッセージであると同時に、関係改善の流れを「次の合意」へつなげたいという意思表示としても読めます。現時点では、訪問時期や協議テーマの詳細は示されていません。
今後の注目点は、たとえば次のような「具体化」の有無になりそうです。
- 首脳会談の開催時期と、会談の主要議題
- 「戦略的協力パートナーシップ」をめぐる新たな共同の取り組み
- 歴史認識や地域情勢をめぐる言及が、どこまで実務協力に影響するか
2026年の年初に示された今回のメッセージが、日中韓を含む東アジアの対話の温度感にどのようにつながっていくのか、続報が待たれます。
Reference(s):
cgtn.com








