香港の高速鉄道、中国本土16都市を新規追加へ 1月26日から直通110都市に
香港の高速鉄道(広深港高鉄)が、2026年1月26日から中国本土の16の新しい直通目的地を追加します。運行事業者のMTR Corporation(港鉄)が日曜日に発表しました。西九龍駅からの直通は合計110目的地となり、両地の移動の選択肢が広がります。
何が変わる?—「16の新規目的地」と「直通110目的地」
MTRによると、今回の拡大で香港(西九龍駅)と中国本土の都市を結ぶ直通の行き先が増えます。新たな目的地には、観光需要も見込まれる都市が含まれています。
- 江蘇省:南京、無錫
- 安徽省:合肥
こうした追加により、ビジネス出張だけでなく、週末旅行や帰省など、目的に合わせた移動計画を立てやすくなりそうです。
夜行「上海虹橋」スリーパーは毎日運行へ
あわせて、上海虹橋方面のスリーパー(夜行)列車は、従来の「金曜〜月曜運行」から毎日運行へと拡充されます。移動時間を宿泊に置き換えられる夜行の選択肢が増えることで、日程の組み方にも変化が出る可能性があります。
広州南など、既存路線の本数も増加
MTRは、広州南駅を含む一部区間で運行本数を増やすことも明らかにしました。新規目的地の追加だけでなく、既存の主要ルートの混雑緩和や利便性向上も狙った動きといえます。
背景:移動の円滑化と「高速鉄道の経済効果」
MTRのジェニー・ヤン最高経営責任者(CEO)は、香港特別行政区(HKSAR)の関係部門や中国本土側、鉄道当局と連携しながら、目的地の追加とサービス向上を進めてきたと説明しました。そのうえで、越境移動をより円滑にし、高速鉄道が持つ経済的な可能性を引き出し、国家発展を支える狙いを述べています。
今後の注目点:需要の分散と運行の安定性
目的地が増えるほど、旅行需要が特定都市に集中しにくくなる一方、ダイヤや乗り継ぎの選択肢が複雑になります。1月26日の開始を前に、利用者側では次の点が実務的なポイントになりそうです。
- 直通の増便で、混雑時間帯がどう変わるか
- 夜行の毎日運行が、出張・観光の動線にどう影響するか
- 主要駅(西九龍、広州南など)の運行本数増に伴う利便性
今回の発表は、鉄道というインフラが「移動」だけでなく、都市間の関係性や人の流れを静かに組み替えていくことをあらためて示す出来事ともいえそうです。
Reference(s):
Hong Kong high-speed rail to expand with 16 new mainland destinations
cgtn.com








