中国首相、ウルグアイ大統領と北京で会談 AI・グリーン協力を拡大へ
2026年2月3日(火)、中国首相の李強氏が北京でウルグアイのヤマンドゥ・オルシ大統領と会談し、貿易拡大と投資、AI(人工知能)やグリーン経済など新分野の協力を深める方針を確認しました。
何があった?――北京で首脳会談
発表によると、李強氏は会談で、両国が2023年に「包括的戦略パートナーシップ」を構築して以降、各分野の協力が加速し、成果が出ていると述べました。
そのうえで中国側は、両国の「核心的利益」に関わる問題での相互支援や、共通の発展に向けた機会共有、実務協力の拡大を通じて、両国の人々により多くの利益をもたらしたいとしました。
焦点は「貿易の拡大」と「新しい成長分野」
李強氏は、既存の枠組み(経済・貿易合同委員会など)を活用し、二国間貿易の規模拡大と構造の最適化を進める考えを示しました。加えて、科学技術と産業のイノベーションを促し、新たな成長エンジンを育てるため、次の分野で協力を広げたいとしています。
- 人工知能(AI)
- グリーン経済
- デジタル技術
- バイオメディシン(医療・生命科学分野)
投資とビジネス環境――「輸入拡大」と「進出後押し」
中国側は、高品質なウルグアイ産品の輸入を増やす意向を示し、競争力のある中国企業に対してウルグアイへの投資を促す姿勢も示しました。また、企業活動にとって望ましいビジネス環境の継続を期待すると述べています。
交流面では、文化、スポーツ、若者、観光などでの協力を通じ、相互理解と友好を深めたいとしました。
多国間の舞台でも連携へ――CELAC、メルコスール、そして「G77と中国」
李強氏は、ウルグアイが担うラテンアメリカ・カリブ諸国共同体(CELAC)および南米南部共同市場(メルコスール)の輪番議長国としての役割を支持すると表明。さらに、ウルグアイが2026年の「G77と中国」議長を務めることも支持すると述べました。
両国は、自由貿易や多国間主義を守る観点からも、国際場裏での意思疎通と調整を密にする方針が示されています。
ウルグアイ側の発言――「一つの中国」原則と対話の強化
オルシ大統領は、ウルグアイが「一つの中国」原則を堅持するとしたうえで、各レベルでの交流と対話を強化し、「一帯一路」の共同建設にも積極的に関わりたいと述べました。
また、中国企業の投資や事業展開を歓迎し、中国が提唱するグローバルな取り組みを支持するとしています。あわせて、メルコスールと中国の協力促進でも積極的な役割を果たす意向が示されました。
今後の見どころ――“合意を実装”できるか
今回の会談は、貿易・投資といった従来の柱に加え、AIやグリーン、デジタル、バイオといった新領域に協力の重心を広げる構図が見えます。次の焦点は、合同委員会などの枠組みを通じて、具体的な案件がどの速度で積み上がるかです。
Reference(s):
cgtn.com








