英国・カナダに中国本土がビザ免除、2月17日開始へ—30日まで滞在可能
中国外交部は2026年2月16日、英国とカナダの一般旅券(パスポート)所持者が2月17日(火)から中国本土へビザなしで入国できると確認しました。人の往来を増やし、関係の実務面を前に進める動きとして注目されています。
ビザ免除の対象と条件:ポイントは「30日以内」
外交部の発表によると、英国・カナダの一般旅券所持者は、以下の目的で最長30日までビザなし渡航が可能になります。
- 商用
- 観光
- 親族・友人の訪問
- 交流
- トランジット(乗り継ぎ)
この政策は12月31日まで実施されるとされています。
背景:1月の北京訪問で合意が進展
今回のビザ免除は、1月に英国のキア・スターマー首相とカナダのマーク・カーニー首相が北京を公式訪問した後、両首脳が合意の進展を示していたテーマの一つです。両首脳は中国側の要人(習近平国家主席を含む)との会談後、ビザなしアクセスなどで前向きな動きがあったと発信していました。
報道では、両国が中国との関係強化を図る背景として、米国をめぐる先行きの不確実性も挙げられています。
「50の国・地域と同水準に」—日本などと並ぶ扱いへ
今回の措置により、英国・カナダのパスポート所持者は、フランス、ドイツ、イタリア、オーストラリア、日本などを含む50の国・地域と同様のルールになります。短期出張や旅行の計画が立てやすくなる一方で、滞在日数(30日)などの条件を事前に確認しておく必要があります。
影響:観光だけでなく、ビジネスの動線も変わる可能性
英国では、英国統計局(Office for National Statistics)によると2024年に約62万人が中国を訪れたとされ、ビザ免除によって恩恵を受ける層が広がりそうです。
スターマー首相は1月の訪中時、英国企業が「中国での事業拡大の方法を求めている」との趣旨の発言もしており、今回の措置は観光に限らず、商用渡航の手続き負担を軽くする効果が見込まれます。
中国側の狙い:「人と人の交流」をさらに促進
中国外交部は、今回のビザ免除について「中国と他国の間の人と人の交流をさらに促進するため」と説明しています。実際に往来が増えるか、そして12月31日以降に制度がどうなるかは、今後の運用と利用状況が焦点になりそうです。
Reference(s):
cgtn.com








