中国本土の2026年興行収入、春節効果で60億元突破—『Pegasus 3』など牽引
中国本土の映画市場が2026年、年初から力強いスタートを切っています。2026年2月20日時点で、年間の興行収入(前売りを含む)が60億元(約8億6,820万ドル)を超え、春節(旧正月)連休だけで34億元超を積み上げました。
数字で見る:2026年は「連休が起点」になった
今回の特徴は、年初の消費ムードを春節が一気に押し上げた点です。公表された集計では、2月20日までの累計が60億元を突破し、そのうち春節連休が34億元超を占めました。
- 2026年の累計(2月20日時点):60億元超(前売り含む)
- 春節連休の寄与:34億元超
「一年の滑り出し」を決める連休が、今年は特に強いアクセルになった格好です。
春節の上位作品:家族層まで広く動員
春節シーズンの有力作品として、『Pegasus 3』、『Scare Out(別名:Silent Awakening)』、『Boonie Bears: The Hidden Protector』が挙げられています。連休のランキング上位を形成し、年齢層をまたいで観客を呼び込んだとされています。
この「家族や友人と集まる時期」に、複数のジャンルや観客層をカバーできるラインナップが揃うと、興行の伸びが太くなりやすい——そんなセオリーを、今年の数字が静かに裏付けたようにも見えます。
チケットだけじゃない:「映画+」モデルが存在感
もう一つの焦点は、チケット売上を超えた消費の広がりです。今年の春節シーズンでは、「映画+(フィルムプラス)」モデルの拡大が目立ったとされています。これは、映画鑑賞を起点に、周辺の消費(たとえば外食や関連商品の購入、街なかでの回遊など)へつなげていく発想です。
映画館は「観る場所」であると同時に、人が集まり、時間を過ごし、追加の支出が生まれやすい場でもあります。春節のように移動や外出が増える時期に、この連動が強まると、映画のヒットが“街の消費”へ波及しやすくなります。
ここからの見どころ:連休後に勢いは続くのか
春節で大きく伸びた年は、その後の平常週にどう着地するかが注目点になります。ヒットが連休の「一過性」に終わるのか、話題作のリレーで観客が定着するのか——。
現時点(2026年2月20日)では、年初の累計がすでに60億元を超え、スタートダッシュは十分に明確です。今後は、作品の供給(新作の厚み)と、「映画+」のような周辺消費の設計が、どこまで継続的な動員につながるかが、次の焦点になりそうです。
Reference(s):
cgtn.com








