午年の春節、中国本土・寧夏と安徽でランタン輝く:馬灯と梨畑ライトショー video poster
2026年の春節(旧正月、午年)を迎え、中国本土の寧夏と安徽で、夜を彩るランタンと光の演出が人々の視線を集めています。馬をかたどった灯り、果樹園を照らすライトショー、太鼓に合わせて練り歩く魚灯――それぞれの土地の「祝い方」が、静かに今の季節感を映し出しています。
寧夏・固原:博物館広場に8頭の“馬ランタン”
寧夏の固原市では、博物館の広場が華やかなランタンで輝きました。とくに目を引いたのは、色もデザインも異なる8頭の馬をモチーフにした展示です。午年の到来を祝う象徴として、広場の中心で存在感を放ちました。
安徽・砀山:梨の果樹園が“光の舞台”に
安徽省の砀山県では、梨の果樹園がイルミネーションで照らされ、ライトショーが行われました。冬の果樹園という日常的な風景が、光の演出によって一変し、春節の特別な夜を演出する空間になっています。
魚灯の行列:太鼓のリズムで「幸運」を運ぶ
さらに、伝統的な魚灯(魚の形をした灯り)を担いだチームが、太鼓のリズムに合わせてパレードしました。魚灯の行列は、祝祭の高揚感をつくるだけでなく、「幸運を願う」という春節らしいメッセージを、動きと音で伝える場面にもなっています。
同じ春節でも、光の“語り方”は土地ごとに違う
固原の馬ランタンは「干支(えと)を祝う象徴」を前面に押し出し、砀山の果樹園ライトショーは「場所そのものを光で変える体験」をつくります。一方、魚灯のパレードは「人が動き、音が鳴り、願いが運ばれる」タイプの祝祭です。
春節という共通の時間を過ごしながら、ランタンや光の使い方が各地で異なることは、伝統が“同じ形で保存される”だけでなく、“地域の風景や習慣と結びつき直しながら続いていく”ことも示しているのかもしれません。
見どころ(今回の断片から読み取れるポイント)
- 午年らしさ:8頭の馬ランタンという、干支を強く意識した演出
- 風景の変換:梨の果樹園を舞台化するライトショー
- 動く伝統:太鼓とともに進む魚灯の行列が、願いを“行為”として表す
春節の夜に広がる光は、単なる装飾ではなく、その土地の記憶や願いの置き場所としても機能している――そんな読み取り方もできそうです。
Reference(s):
Lanterns brighten Spring Festival nights in China's Ningxia and Anhui
cgtn.com