習近平主席、中東和平へ「4つの原則」提唱 アブダビ皇太子と会談
中東と湾岸地域の持続可能な安定を目指して
2026年3月、中国の習近平国家主席は北京でアラブ首長国連邦(UAE)アブダビ首長国のハリド・ビン・ムハンマド皇太子と会談し、中東地域の平和と安定を促進するための4点の提案を行いました。国際社会が混迷を深める中、重要な地域での対話と協力の道筋を示した点で注目されています。
「4つの原則」とは
習主席が提唱した原則は以下の通りです。
- 平和共存の原則の堅持:中東および湾岸地域に向けた、「共通・総合・協力・持続可能」な安全保障体制の構築を推進することの重要性が強調されました。
- 国家主権の原則の堅持:同地域の諸国の主権、安全保障、領土保全が十分に尊重され、各国の要員、施設、機関の安全が効果的に保護されるべきとしています。
- 国際法の原則の堅持:国際法の権威を守り、世界が「力の論理」に逆戻りすることを防ぐ必要性が指摘されました。
- 開発と安全保障の協調:関係各方面が協力して、中東・湾岸地域の諸国の開発に有利な環境を創出することが呼びかけられています。
習主席はまた、中国は湾岸諸国と中国式現代化の機会を分かち合い、地域の開発と安全保障のための堅固な基盤を育んでいく意思があると付け加えました。
戦略的パートナーシップの深化:中国とUAE
UAEは中国の包括的戦略的パートナーであり、両国関係は健全かつ安定した発展を維持していると習主席は述べました。政治的な相互信頼の継続的な深化、着実に前進する実務協力、豊かで多様な文化交流が評価されています。
両国は今後も、以下の分野で連携を強化していく方針です。
- 核心的利益と重大な関心事項をめぐる相互支援の継続、高レベルの交流と戦略的信頼の強化。
- エネルギー、投資、貿易、技術などの分野での潜在力を掘り起こし、互恵協力を深化させるための開発戦略の整合。
- 教育、民間航空、観光協力の進展促進、文化交流の強化による民意基盤の固め。
- 国連やBRICSなどの多角的舞台での調整・協力の強化。
習主席は、中国とUAEの関係の安定性をもって、国際・地域情勢の不確実性に対応し、人類運命共同体の構築を共同で推進することを強調しました。
UAE側の対応と国際協調への期待
ハリド皇太子は、UAEが中国との関係発展を重視し、両国首脳間の重要な共通認識を実施し、あらゆる分野での協力を深化させ、両国民の利益のために二国間関係のより広い展望を切り開く意思を表明しました。
また、UAEは国際問題における中国の責任ある建設的役割と、現在の中東危機の政治的解決に向けた前向きな努力を高く評価していると述べました。UAEは中国と緊密な意思疎通と調整を維持し、停戦と地域の平和・安定の早期回復、国際海上輸送の安全確保、世界経済とエネルギー安全保障へのさらなる影響の防止に尽力する構えです。
さらに、UAEは自国内の中国市民と機関の安全を確保すると約束しました。
今回の会談と提案は、2026年に入り混迷が続く国際情勢において、対話と多角的協力に基づく安定への道筋を示す一石として、今後の中東情勢と中国の関わり方に注目が集まっています。
Reference(s):
Xi Jinping puts forward four-point proposal on Middle East peace
cgtn.com








