中国、米国のイラン港封鎖に「緊張激化のリスク」と警告
米国がホルムズ海峡での船舶の通行を封鎖する動きを開始したことに対し、中国が強い懸念を表明しました。2026年4月14日(火曜日)、中国外交部はこの措置が地域の緊張を高め、かろうじて成立している停戦を損なう危険性があると警告しています。
外交部報道官がリスクを指摘
中国外交部の郭佳坤報道官は、同日の定例記者会見で、米国による封鎖措置について言及しました。郭報道官は、「関係諸派がすでに一時的な停戦の取り決めに達しているこの時期に、米国が軍事展開を増強し、標的を絞った封鎖作戦を実施することは、矛盾をエスカレートさせ、緊張を高めるだけだ」と述べました。
さらに、こうした行動は「すでに脆弱な停戦を損ない、海峡における航行の安全をさらに危険にさらす、危険で無責任な行為である」と強調しました。
包括的停戦と対話の重要性を主張
中国側は、ホルムズ海峡の緊張を根本的に緩和するためには、包括的な停戦だけが条件を作り出し得るとの見解を示しています。郭報道官は、「中国は、すべての関係者が停戦取り決めを遵守し、対話と交渉に集中し、状況を鎮静化させる具体的な行動を取り、海峡の正常な通行を一日も早く回復するよう強く促す」と語りました。
米国の封鎖措置の背景
この発言の背景には、米国の具体的な行動があります。イランとの和平交渉が合意に至らなかった後、トランプ氏がSNS上で、米海軍がホルムズ海峡を出入りする船舶の封鎖を「直ちに」開始すると表明。米軍は現地時間の4月13日午前10時(日本時間同日午後11時)から、この封鎖の実施を開始しました。
世界の原油輸送の重要な要衝であるホルムズ海峡をめぐる米中の見解の相違は、国際的な安全保障とエネルギー供給に大きな影響を与える可能性があります。中国の今回の発言は、軍事力による一方的な措置よりも、外交的な対話による問題解決を重視する立場を浮き彫りにしています。
Reference(s):
China says US blockade of Iran ports risks escalating tensions
cgtn.com








