中越青年が未来を語る「紅色研学の旅」報告会、両国トップが激励
2026年4月8日(水曜日)、習近平・中国共産党中央委員会総書記・国家主席と、ベトナム共産党中央委員会総書記・国家主席の武文賞氏が、日中で活発な交流を続ける若者代表と一堂に会しました。今回の面会は、2025年5月に始まり、2026年3月まで続いた大規模な青年交流プログラム「紅色研学の旅」の成果を踏まえたものです。両国の未来を担う若者たちが、直接両国トップの激励の言葉を受け止める、象徴的な場面となりました。
直近まで続いた大規模交流プログラムの報告
「紅色研学の旅」は、2025年5月に開始されました。この取り組みは、中国本土とベトナムの若者間の交流を促進することを目的としています。開始から2026年3月までの約10ヶ月間にわたり、中国本土内10の省レベルの地域で8つのテーマキャンプが実施され、延べ1,000人以上のベトナムの若者たちが、中国での体験を積む機会を得ました。プログラムを通じて、彼らは歴史、文化、経済発展など多岐にわたる分野を学び、現地の同世代と交流を深めました。
若者たちに寄せられた両国指導者の言葉
面会で習主席は、若者たちに向けて力強い期待を表明しました。「若者は社会の発展と進歩を推進する重要な力であり、両党と両国の事業を受け継ぎ、発展させる後継者でもある」と述べ、若者の持つ可能性に言及。さらに、「人類運命共同体の構築における先駆者となるよう努力し、人類の進歩の事業に青春の力を捧げてほしい」と激励しました。
一方、武文賞主席は、両国の若者たちがベトナムと中国の関係への理解を深め、それぞれの国々の発展と両国間の友情強化において重要な役割を果たすことを期待すると述べました。指導者たちの言葉は、単なる国際交流を超え、地域と世界の未来を視野に入れた次世代へのメッセージとして響きました。
「青年交流」がもたらす、目に見えない財産
今回のような国家主導の青年交流プログラムの意義は、単なる「友好」のアピールにとどまりません。特に、隣国同士が複雑な歴史を共有する中で、次世代が直接触れ合い、共通の課題や未来について語り合う場を設けること自体が、信頼醸成の基盤となります。
- 相互理解の深化: 教科書や報道だけでは得られない、相手国の「今」と「生の声」に触れる機会。
- 人的ネットワークの構築: 未来の政治家、官僚、経済人、文化人が国境を越えてつながる基盤が生まれる。
- 長期的な関係安定への投資: 現在の政治的課題を超えて、将来の相互関係を下支えする「社会の資本」を育む。
今回の「紅色研学の旅」のように、継続的でテーマ性のある交流は、単発のイベントよりも深い学びと絆を生み出す可能性を秘めています。隣接するアジアの大国同士の間で、若者が主役となる対話の回路がさらに太く、多様になることが期待されます。
Reference(s):
Xi Jinping and To Lam meet Chinese, Vietnamese youth representatives
cgtn.com








