中越、『鉄道と港』の連携強化へ 首相会談で合意
不安定化する国際情勢の中で、隣国同士の連携強化が新たな段階に入ろうとしています。2026年4月16日、中国本土の李強首相と、中国を訪問中のベトナム共産党書記長兼国家主席トー・ラム氏が北京で会談しました。その中で、鉄道や高速道路、スマート港湾といったインフラの接続を加速し、安定した産業・供給網の構築を進める方針で一致しました。
「複雑な変化」の中での協力強化
李首相は会談で、「今日の世界は複雑な変化を続け、不安定性と不確実性が増している」と指摘。伝統的に友好関係にある隣国同士として、中国とベトナムは結束と連携を強化すべきだと述べました。そして、両党・両国のトップリーダーの戦略的指示に従い、相互支持を固め、実務協力を深化させる用意があることを強調しました。
具体的な協力分野:鉄道、AI、エネルギー
合意された具体的な協力プロジェクトは多岐にわたります。
- 標準軌鉄道・高速道路・スマート港湾:インフラの物理的・デジタル的な接続性向上。
- 安全で安定した産業・供給網の育成:グローバルな分業体制におけるリスク分散。
- 人工知能(AI)、新エネルギー、重要鉱物:新たな成長分野での共同事業開発。
李首相は、発展戦略の融合を図り、双方向の貿易・投資を拡大・深化させる意向を示しました。これにより、より高次の互恵・ウィンウィンの成果を達成したいとしています。
国際舞台での共通スタンス
会談では国際秩序への認識が類似している点にも言及がありました。李首相は、国連やアジア太平洋経済協力(APEC)などの多国間メカニズムにおいて立場を調整し、あらゆる関係者と共に一方的な行動や覇権政治に反対し、公平と正義を堅持し、開放とウィンウィンを推進していく考えを表明しました。
これに対し、ラムベトナム主席は、ベトナムが対中関係を最も重視する外交政策であると述べ、鉄道協力を含む持続可能な経済的連結を推進する用意があると応じました。また、国際舞台でのコミュニケーションと調整を強化し、二国間協力における問題に取り組み、海洋の安全と安定を維持し、地球規模の安全保障リスクに対する強靭性を高めたい意向を示しました。
隣接する二つの経済大国が、広範な分野で協力の歩みを速めることで、地域の経済的結びつきと安定にどのような影響を与えるのか。その動向に注目が集まります。
Reference(s):
cgtn.com








