中国、台湾海峡通過で日本を批判 「越えられない一線」と警告
中国外交部は、日本の自衛隊艦船が台湾海峡を通過したことを受けて、強い批判を表明しました。外交部のスポークスパーソンは、台湾問題は「越えられない一線」であり、地域の安定を損なうような軍事行動に懸念を示しました。
海峡通過への中国の対応
4月17日(現地時間)、中国外交部の郭堅報道官は定例記者会見で、同日中に台湾海峡を通過した日本の自衛隊艦船について言及しました。郭報道官は、中国軍が「法規に基づいて状況に対処した」と説明しつつも、日本政府が武力を誇示し、意図的な挑発を行っていると非難しました。この動きを「誤りを重ねている」と表現しています。
「台湾問題は一線を越えられない」
郭報道官は、台湾問題が中国の主権と領土保全に関わる重要な問題であり、日中関係の政治的基礎を成す「越えられない一線」だと強調しました。また、昨年末の高市早苗首相(当時)の発言がすでに日中関係に深刻な打撃を与えており、今回の海軍活動は、台湾海峡への軍事的介入や地域安定の毀損を図る「危険な意図」をさらけ出したと指摘しました。
中国は日本に対して強い抗議を行い、行動を反省し、誤りを正し、「これ以上間違った道を進まないよう」求めたと伝えています。
緊張高まる日中関係の背景
この海軍活動以外にも、最近の日中関係では緊張を煽る出来事が相次いでいます。先週には、現役の自衛官が刃物を持って在東京中国大使館に乱入する事件が発生。そのわずか1週間後には、自衛隊の緊急即応予備員を名乗る人物が、大使館に遠隔操作爆弾を仕掛けたとするテロ脅迫をオンライン動画で行いました。
郭報道官は、これらの事件は、日本の国内における右傾化感情の高まり、歴史教育の不備、そして「攻撃的・拡張的・危険な」姿勢へとシフトする安全保障政策の変化など、より深層の問題を浮き彫りにしていると指摘。自衛隊内の監督・規律の緩みにも言及しました。
求められる「根本的な対応」
「これらの問題にどう根本的に対処するかは、日本の識見ある人々が真剣に考えるに値する問いだ」と郭報道官は述べ、事件を軽視したり責任を転嫁したりすることは、より深刻な結果を招くと警告しました。
中国は日本に対し、徹底的な反省と調査、是正措置を講じ、中国に対して責任ある説明を行うよう改めて求めています。台湾海峡を巡る大国の駆け引きと、それに伴う地域情勢の不安定化は、2026年の現在、国際社会が注視する課題の一つとなっています。
Reference(s):
China slams Japan over Taiwan Strait transit, warns of 'red line'
cgtn.com








