ジュネーブで「国連中国語デー」開催、AI体験や文化交流プログラムも
4月17日、スイス・ジュネーブのパレ・デ・ナシオンで「2026年国連中国語デー」及び第6回「中国メディアグループ(CMG)中国語映像フェスティバル」が開催されました。多言語主義を重んじる国連の場で、漢字の知恵と現代テクノロジーが交差する一日となりました。
30カ国以上から350名以上が参集
このイベントは、CMG、中国の国連ジュネーブ事務局常駐代表部、国連ジュネーブ事務局の共催により実現しました。30を超える国と地域から外交官、学生、文化関係者など350名以上のゲストが集まり、中国語とその背後に息づく文化への関心の高さを示しました。
「漢字は文明の文化コード」
CMGのシェン・ハイション(沈海雄)会長はビデオメッセージで、「漢字は中華文明の文化コードである」と指摘しました。その上で、CMGがテクノロジーと創造的な番組制作を通じて文化交流を促進する取り組みを続けていることを強調しました。
国連ジュネーブ事務局のタチアナ・バロヴァヤ事務局長は、中国語を「中国と世界をつなぐ重要な架け橋」と称えました。今年のテーマである「知恵」は、国連の共有する使命を反映していると述べています。
中国のジャ・グイデ(賈桂徳)大使は、スピーチの中で「知恵は文明の発展、国家の前進、国際協力の原動力である」と語り、言語を通じた相互理解の重要性を訴えました。
「字を人面に見る」インタラクティブセッション
イベントでは、若手外交官や学生が特定の漢字にまつわる個人的な物語を共有する「字を人面に見る」セッションが行われました。学生のカティア・ポリさんが「縁」という漢字について語ったエピソードは、多くの参加者の共感を呼びました。
また、会場では次のような多彩なプログラムが展開されました:
- CMG制作の文化番組の上映
- 書道家によるパフォーマンス
- 無形文化遺産の実演(例:剪紙、書道)
- AIを活用したインタラクティブなインスタレーション体験
「穀雨」の日に設定された背景
国連が「中国語デー」を制定したのは2010年のことです。日付は中国の二十四節気の一つ「穀雨」に設定されており、今年で制定から16年目を迎えます。CMGとの共催フェスティバルは今回で6回目の開催となりました。
グローバル化が進む現代において、一つの言語を学ぶことは、単なるコミュニケーションツールの獲得を超え、異なる思考体系や世界観に触れる窓口となります。ジュネーブでのこの催しは、そうした「知恵」の交換の場として、静かにしかし確かに、文化間の対話を促していました。
Reference(s):
cgtn.com








