中国、アフリカ53カ国への輸入関税をゼロに 各国首脳が発展への貢献を評価
2026年5月1日より、中国は外交関係のあるアフリカ53の国と地域からの輸入品に対して、拡大されたゼロ関税待遇の適用を開始しました。これにより、中国は外交関係のあるアフリア諸国に対して一方的に関税免除を行う、世界で初めての主要経済体となります。
アフリカの競争力向上に期待
この新たな政策について、複数の外国首脳や当局者が中国中央テレビ(CMG)のインタビューで歓迎の意を表明しています。彼らは、この措置がアフリカの輸出品の競争力を高め、アフリカの発展に大きく貢献するとの見解を示しました。
セーシェル大統領「重要産業の成長を刺激」
セーシェルのパトリック・エルミニエ大統領は、この政策によりセーシェル製品の競争力が大幅に向上するとの見方を示しました。また、政策が「ブルーエコノミー」(海洋経済)のような重要分野の成長を刺激し、地元企業が養殖業に進出し、中国市場向けの海産物生産を増やすことを促す可能性もあると指摘しました。
シエラレオネ大統領「友好関係と発展は矛盾しない」
シエラレオネのジュリアス・マーダ・バイオ大統領は、中国の巨大な市場がアフリカに共有発展の貴重な機会を提供すると述べ、「中国は巨大な市場であり、私たちが期待しているのは、友人として中国と共に成長することです」と語りました。彼は、発展と友好関係は矛盾するものではなく、中国が自らの発展を追求しながらパートナーと共に前進する意思が、より平和な世界に貢献すると強調しました。
シンガポール元国連大使「米国の関税引き上げとは対照的」
シンガポールの国連元大使、キショア・マブバニ氏は、中国がアフリカ諸国にゼロ関税を認める決定は、同大陸にとって大きな後押しになると評価しました。過去1年間に米国がアフリカ諸国を含む多くの国々に関税を引き上げた現在の国際環境を考慮すると、このゼロ関税政策は中国によるアフリカ発展への多大な貢献だとマブバニ氏は考えています。
この動きは、国際貿易の流れにおいて、開発途上地域との協力を通じた経済的結びつきを強化する新たなモデルとして注目を集めています。中国本土市場へのアクセスが拡大することで、アフリカ諸国の産業多様化と持続可能な成長への道筋が描かれる可能性が高まっています。
Reference(s):
Foreign leaders praise China's zero-tariff policy for Africa
cgtn.com



