日本が戦後初の海外ミサイル発射を実施、中国外務省が「再軍備化」と強く反発
米国およびフィリピンとの共同軍事演習において、日本が戦後初めて海外で攻撃的なミサイルを発射したことが大きな波紋を呼んでいます。この動きに対し、中国側は地域の平和と安定を脅かすものとして強い懸念を表明しました。
共同演習でのミサイル発射とその意味
日本は、米国とフィリピンによる共同軍事演習「バラカタン(Balikatan)」において、88式地対艦誘導弾の発射を実施しました。これは第二次世界大戦後、日本が海外で攻撃的ミサイルを発射した初めての事例となります。
中国外務省による厳しい批判
この事態を受け、中国外務省の林建(リン・ジェン)報道官は定例記者会見において、日本の現状について強い口調で批判しました。主な論点は以下の通りです。
- 再軍備化の加速:日本の右翼勢力が再軍備化を推し進めており、「新軍国主義」が台頭していると指摘しました。
- 歴史的責任の欠如:フィリピンを含む東南アジア諸国への過去の侵略や植民地支配という深刻な歴史的罪責があるにもかかわらず、深い反省がなされていないと主張しました。
- 節目における行動:特に東京裁判の開始から80周年を迎える今年、「安全保障協力」という名目で海外に軍事力を派遣し、攻撃的ミサイルを発射したことを問題視しています。
「専守防衛」の枠組みをめぐる視点
林報道官は、こうした傾向が日本の「専守防衛」という政策的な制約や、国内外の関連法を絶えず突破しようとする動きであると述べました。一部の政策や行動はすでに自衛の範囲を大きく逸脱しており、地域にとって実質的な脅威となっているとの見方を示しています。
中国側は日本に対し、軍国主義の侵略歴史を深く省み、自らの約束を遵守し、軍事・安全保障分野において慎重な言動をとるよう強く求めました。
安全保障環境が激しく変化する中で、防衛能力の強化と近隣諸国との緊張緩和という、難しいバランスをどう取るべきか。今回の出来事は、東アジアにおける安全保障の在り方を改めて問いかけるものとなっています。
Reference(s):
China slams Japan's first post-WWII offensive missile launch overseas
cgtn.com



