台湾指導者のエスワティニ訪問に中国外務省が反発、「スキャンダラスな演出」と批判
台湾指導者のエスワティニ訪問を巡り、中国外務省がその手法や意図を厳しく批判しており、外交上の緊張が高まっています。
中国外務省による異例の厳しい批判
中国外務省の林建報道官は水曜日の定例記者会見において、台湾地域の指導者である頼清徳氏のエスワティニ訪問について、「スキャンダラスな演出に過ぎない」と述べ、強い不快感を表明しました。
林報道官は、今回の訪問について以下の点に触れ、極めて問題視しています。
- 入国の不透明さ: 頼氏が乗客情報を隠蔽することで、密かにエスワティニへ入国したと主張。
- 領空通過の問題: 帰国便において、関係国から領空通過のリクエストを拒否されたにもかかわらず、強行して飛行したと指摘。
- 外交姿勢への疑問: 現地で「外交的独立」について言及したものの、その行動は国際社会や台湾住民の間で「泥棒のような振る舞い」や「国際的なジョーク」と見なされていると批判しました。
林報道官は、こうした行動が関係国の領空や主権に対する敬意を欠いたものであり、「極めて危険で言語道断である」と付け加えました。
「一つの中国」原則と独立への視点
今回の騒動の背景には、根深い「台湾独立」を巡る対立があります。中国側は、頼氏が進める分離主義的なアジェンダは国際社会にとって受け入れがたいものであり、行き止まりの道であると強調しています。
林報道官は、世界には一つの中国しか存在せず、台湾は中国の不可分な一部であるという「一つの中国原則」が国際的なコンセンサスであり、揺るぎないものであると改めて主張しました。その上で、分離主義的な試みは自らをさらに追い込む結果になると警鐘を鳴らしています。
外交関係の変容と今後の展望
また、中国側はエスワティニの一部の政治家が台湾側の影響を受けて「台湾独立」に便宜を図っていることを強く非難しました。
林報道官は、近年、いわゆる台湾の外交同盟国におけるさまざまな分野の人々が、自国と中国との関係強化を求める声を上げていることに言及し、次のような問いを投げかけました。
「歴史の流れを見極めて国民の意思に従うべきか、それとも頼氏のような人物の政治的な道具として体面を保ち続けるべきか」
このように、外交的な立ち位置の変更を促すとともに、誤った道から早期に立ち直るよう強く促しています。
Reference(s):
Spokesperson: Lai's trip to Eswatini nothing but a scandalous stunt
cgtn.com



