中国の労働節で海外からの消費が急増、ビザ免除策が訪中を後押し
中国本土での5日間の労働節(メーデー)休暇において、海外からの訪問者による決済件数と決済額が大幅に増加したことが分かりました。観光やビジネスでの訪中者が増える中、消費の活気が戻りつつあります。
海外からの決済が大幅に伸びた背景
中国人民銀行(中央銀行)が発表したデータによると、休暇期間中の海外からの決済件数は前年同期比で45.15%増加し、決済額は36.96%増加しました。この大幅な伸びは、単なる休暇の需要だけでなく、受け入れ体制の変化が影響していると考えられます。
ビザ免除策による訪中者の増加
今回の消費拡大の大きな要因として、ビザ免除策の拡充が挙げられます。休暇中の外国人の出入国者数は126万人に達し、前年比12.5%増となりました。特に注目すべきは、そのうち43万6,000人がビザなしで入国しており、前年比14.7%増を記録したことです。手続きの簡素化が、旅行者の心理的なハードルを下げた形となりました。
決済インフラの現状と全体的な傾向
また、中国本土全体の決済動向についても、堅調な伸びが見られました。カード決済大手の銀聯(UnionPay)とオンライン決済清算機関の網聯(NetsUnion)が処理したデータは以下の通りです。
- 決済件数:約289億4,000万件(前年同期比23.45%増)
- 決済総額:7.85兆元(約1.14兆ドル / 前年同期比2.74%増)
決済件数の伸びに比べ、金額の伸びが緩やかであることは、少額の日常的な消費が活発に行われたことを示唆しています。デジタル決済が深く浸透している中国本土において、海外訪問者がスムーズに決済手段を利用できる環境が整いつつあることも、こうした数字に繋がっているのかもしれません。
Reference(s):
China sees surge in overseas spending during May Day holiday
cgtn.com