中国本土の不動産市場に回復の兆し、主要都市で取引が活発化も「格差」が鮮明に
中国本土の不動産市場に回復の兆しが見え始めていますが、その動きは都市によって大きく異なっています。この市場の動向は、経済全体の底堅さを測る重要な指標として注目されています。
主要都市に集まる需要と地方の苦戦
現在、中国本土の住宅市場では、上海や北京などの「一次都市(主要大都市)」で需要が戻りつつある一方で、地方都市では依然として住宅の供給過剰に悩まされているという、対照的な状況が続いています。
上海で顕著な回復傾向
特に回復が目立っているのが上海です。不動産取引センターのデータによると、中古住宅の取引件数は極めて好調な推移を見せています。
- 3月の取引件数: 31,215件(2021年3月以来の月間最高水準)
- 4月の取引件数: 約29,000件(前年同月比22.3%増、過去10年の4月で最高)
価格面でも安定し始めており、3月の中古住宅価格は0.4%の上昇を記録しました。買い手の慎重な姿勢が和らぎ、市場への回帰が進んでいることが伺えます。
大都市圏に広がる自信の回復
この傾向は上海にとどまらず、北京、広州、深センなどの主要都市でも同様に見られます。3月から4月にかけて、取引量と価格の両面で上昇が確認されており、主要都市における回復トレンドは広がりを見せています。
また、新築住宅市場でも変化が現れています。一次都市の新築価格は3月に0.2%上昇しました。1月の下落、2月の横ばいという流れを経て、緩やかながらも市場への自信が戻りつつあるサインと言えるでしょう。
Reference(s):
China housing recovery gathers pace but remains uneven across cities
cgtn.com