中国の趙楽際氏、米上院議員団に「客観的かつ理性的な視点」を要望 ―― 立法機関同士の対話を促進へ
世界経済や国際情勢に大きな影響を与える米中関係において、政府間だけでなく立法機関レベルでの意思疎通が改めて重要視されています。
客観的な視点と関係の安定化を求める
中国の全国人民代表大会(全人代)常務委員会の趙楽際(ちょう・らきさい)委員長は、北京を訪問したスティーブ・デインズ氏率いる米上院議員団と会談しました。その中で趙氏は、米国に対し、中国および中国の開発を「客観的かつ理性的な方法」で捉えるよう求めました。
趙氏は、米中関係が安定し、健全かつ持続的に発展することは、両国の人々の共通の利益になるだけでなく、国際社会の広範な期待に応えるものであると指摘しています。
現状の評価と今後の協力について
昨年来、両国の首脳による戦略的な指導のもと、米中関係は全体として安定した状態にあると趙氏は述べました。その上で、今後の方向性として以下の点に意欲を示しています。
- 両首脳が達した重要な共通認識の実施
- 対話とコミュニケーションの強化
- 相違点の適切な管理と実務的な協力の拡大
核心的利益としての台湾問題
会談では、中国側にとって極めて重要な懸案事項である台湾問題についても触れられました。趙氏は、台湾問題が中国の核心的利益の最中心であり、米中関係における最も重要な課題であると強調しました。
また、米国側が「一つの中国」原則を厳格に遵守し、台湾関連の問題を慎重かつ適切に扱うことへの期待を表明しました。
立法機関による交流の拡大へ
趙氏は、中国の全人代として米国議会との交流を強化し、両立法機関の間でさらなる対話や相互訪問を促進したい考えを示しています。今回の上院議員団の訪問が、米中の関わりを深め、立法レベルでの交流を促進する一助になると述べ、今後もより多くの米国議員が中国を訪問することを歓迎すると締めくくりました。
Reference(s):
China's top legislator urges US to view China's development rationally
cgtn.com



