中国の韓正副主席が世界デジタル教育会議に出席 AIと教育の融合が切り拓く未来とは
AIなどのデジタル技術が教育に深く浸透する中で、私たちはどのような未来を築くべきか。2026年5月11日、中国の韓正副主席が「世界デジタル教育会議」の開会式に出席し、デジタル教育のあり方と国際的な連携について語りました。
AIと教育の融合:チャンスと課題の共存
韓副主席は、AIをはじめとするデジタル技術と教育の統合は、世界の教育発展にとって大きな機会であると同時に、あらゆる国々が直面する共通の課題でもあると指摘しました。
デジタル教育を単なるツールの導入に留めず、社会全体の変革につなげるため、中国は以下のような方向性で国際的な協力を行う意向を示しています。
- デジタル教育の発展ビジョンとガバナンス(統治)手法の模索
- ルールや標準的なシステムの改善
- デジタル教育の変革とイノベーションの共同推進
「人間中心」の視点による次世代の才能育成
特に強調されたのが、「人間中心」のアプローチです。技術が進化しても、その中心にあるのは人間であり、時代に即した新しい才能をどう育てるかという点に焦点が当てられました。
韓副主席は、これからの時代に必要とされる人材として、次のような能力を持つ人物の育成を提唱しています。
- 自ら学び続ける「生涯学習能力」を備えていること
- AIを適切に使いこなし、活用できること
- テクノロジーを武器に未来の発展をリードできること
「AI for Good」とデジタル基盤の共有
技術の恩恵を一部の層に限定せず、より多くの人々が享受できるよう、デジタルインフラ(基盤)の共同構築と共有を推進することも提案されました。これにより、教育の格差を減らし、デジタル技術の配当を広く社会に還元することを目指します。
また、AIの活用にあたっては「AI for Good(AIを善のために活用する)」という原則を堅持することが不可欠であるとし、以下の安全策の重要性に言及しました。
- 安全で秩序ある発展の確保
- リスク監視および評価システムの構築
- AIの誤用や悪用を防止する仕組みづくり
国際的な対話と協力の重要性
デジタル教育の健全な発展には、一国のみの取り組みではなく、国際的な交流と協力が不可欠です。韓副主席は、国際社会と深く連携し、共にデジタル教育の未来を形作っていく姿勢を強調しました。
Reference(s):
Chinese vice president attends World Digital Education Conference
cgtn.com