深センで「中国(深セン)国際文化産業博覧会」が開幕。文化と経済が交差するアジアの拠点へ
中国本土の南端に位置する深センで、文化産業の祭典「第22回中国(深セン)国際文化産業博覧会(ICIF)」が開幕しました。デジタル時代の最前線にあるこの街で、文化がいかにして経済的な価値を持ち、国境を越えて広がっていくのか。その現在地を示す重要なイベントとなっています。
6,300以上の出展者が集う、文化の巨大マーケット
深センワールド展覧会・会議センターで開催されている今回の博覧会は、その規模の大きさが際立っています。国内外から6,300以上の出展者が参加し、展示される文化製品は12万点を超えました。
特筆すべきは、その国際的な広がりです。世界65の国と地域から310の海外出展者が集まり、3万5,000人以上の海外専門訪問者の来場が見込まれています。単なる展示会にとどまらず、多様な文化が混ざり合うプラットフォームとしての役割を果たしています。
APECメンバー経済圏が集結した初の専用ゾーン
今回の博覧会で特に注目を集めているのが、初めて設置された「APECメンバー経済圏」の専用展示ゾーンです。ここでは、アジア太平洋地域の多様な魅力が凝縮して紹介されています。
- 文化観光の成果:各地域の観光資源や最新のトレンドを展示
- 地域特産品:その土地ならではの伝統的な製品
- 無形文化遺産:受け継がれてきた伝統技法や芸術
- 地域料理:アジア太平洋の豊かな食文化の紹介
このように、形ある製品だけでなく、目に見えない「文化」という資産を共有することで、地域間の相互理解を深める試みがなされています。
「文化の輸出」を加速させるデジタル戦略
また、現代のトレンドを反映して新設されたのが「越境EC(電子商取引)ゾーン」です。ここでは、文化製品の海外展開をサポートするため、国際物流企業が集結しています。
文化的な価値を持つ製品を、いかにして効率的に世界へ届けるか。物流の最適化とデジタル販売を組み合わせることで、国際的な文化貿易をさらに活性化させようという狙いがあります。伝統的な文化と、最先端の物流テクノロジーが融合することで、文化産業のあり方がアップデートされようとしています。
Reference(s):
International cultural industries fair opens in south China's Shenzhen
cgtn.com



