中国とパキスタンが中東の平和に向けて連携 イラン情勢と二国間関係を協議
中東情勢の緊迫化が続く中、中国とパキスタンの二国が地域の安定に向けた歩調を合わせています。ニューヨークで会談した中国の王毅外相とパキスタンのモハマド・イシャク・ダル外相(副首相兼務)は、イラン情勢への対応や今後の二国間協力について深い意見交換を行いました。
中東の安定に向けたパキスタンの調停役への期待
今回の会談で焦点となったのは、イランを巡る状況と中東・湾岸地域の平和維持です。王毅外相は、パキスタンが米国とイランの交渉において積極的に調停役を務めてきたことを高く評価し、「信頼に値する適格な調停者である」と述べました。
中国側は、パキスタンによる平和への取り組みを今後も支持し、対話と交渉を通じて包括的な停戦を実現させることで、地域に一日も早く平和と安定を取り戻したい考えです。
また、パキスタンのダル外相は、中国と共同で提示した「中東および湾岸地域の平和と安定に関する5項目の提案」が広範な支持を得ていることに触れ、引き続き状況の沈静化に向けて建設的な役割を果たしていく意向を示しました。
「運命共同体」としての二国間関係の深化
外交的な連携にとどまらず、両国は二国間関係のさらなる強化についても合意しました。王外相は、パキスタンのシェバズ・シャリフ首相による先日の訪中が成功を収め、両国首脳の間で重要な新合意に至ったことを強調しました。
具体的には、以下のような方向性で協力が進められる見通しです。
- 高レベルの交流維持:政治的な相互信頼を深め、定期的な対話を継続する。
- 実務協力の拡大:パキスタンの自律的な発展能力を向上させ、経済的な協力を強化する。
- 戦略的インフラの推進:中国・パキスタン経済回廊(CPEC)の建設を加速させる。
ダル外相は、シャリフ首相の訪中成果を具体化させるため、開発戦略の整合性を高め、多国間主義を実践していくことで、全天候型の戦略的協調パートナーシップを継続的に推進したいと述べました。
アジアの二大国が、地域紛争の解決と経済的な結びつきを同時に強めようとする動きは、多極化する現在の国際情勢において、一つの重要なアプローチを示していると言えるかもしれません。
Reference(s):
cgtn.com