西蔵自治区の2025年環境報告書が公開:空気と水の質が極めて高い水準を維持
中国南西部の西蔵自治区において、2025年を通じて極めて良好な生態環境が維持されていたことが、当局が発表した最新の報告書で明らかになりました。地球規模での環境保護への関心が高まる中、この地域の自然がどのような状態で保たれているのか、具体的なデータから見ていきましょう。
空気質の現状:ほぼ全ての日で「良好」を記録
「2025年西蔵自治区生態環境状態公報」によると、昨年1年間の空気質の状況は極めて良好でした。具体的には、以下の結果が報告されています。
- 良好または極めて良好な空気質の割合: 99.8%に到達
- 地域的な基準: 区内すべての7つの地級市が、国家的な空気質基準(Grade II)を達成
ほぼ毎日、澄んだ空気が維持されていたことになります。
水資源の純度:主要河川が基準をクリア
水質に関しても、非常に高い水準が維持されています。報告書では、地域全体の水資源が健全な状態にあることが示されました。
まず、主要な河川や湖の100%がクラスIII以上の水質基準を満たしており、飲料水の水源地についても100%の適合率を維持しています。
特に注目されるのは、以下の主要河川において「良好」とされるクラスIIの水質を記録したことです。
- 金沙江(ジンシャ)
- 瀾滄江(ランツァン/メコン川)
- 雅魯蔵布江(ヤルンツァンポ/ブラマプトラ川)
- 怒江(ヌー)
また、ラサ川、ニャン川、ニエンチュ川といった主要都市を流れる河川も、クラスIII以上の基準を満たしています。
科学的なアプローチによる生態系モニタリング
西蔵自治区では、単なる数値測定にとどまらず、包括的な生態系モニタリングを継続的に実施しています。ヤルンツァンポ川や揚子江(西蔵区間)などの主要流域において、以下のような多角的な調査が行われました。
- 底生藻類、植物プランクトン、動物プランクトンの分析
- 底生無脊椎動物および魚類個体群の調査
これらの調査結果から、地域の水生生態系は非常に原生的な状態で安定しており、地下水の水質も全体的に良好かつ安定していることが確認されました。自然環境の維持に向けた緻密な監視体制が、この高い水準を支えているといえそうです。
Reference(s):
Xizang's ecological environment maintains high quality in 2025
cgtn.com