次期国連事務総長選へ、中国が示す「建設的な関与」とは?王毅外相とバチェレ氏が会談
世界が直面する複雑な課題に対し、国際社会の中心的な役割を担う国連のリーダーをどのように選ぶのか。次期国連事務総長の選出プロセスを前に、中国がその姿勢を明確にしました。
北京での会談:責任ある選出への協力
先日、中国の王毅外相は、次期国連事務総長の候補者であり、チリの元大統領でもあるミシェル・バチェレ氏と北京で会談しました。王毅外相は、中国共産党中央政治局委員としての立場からも、次期の事務総長選出において「責任ある建設的な方法」で参加する意向を表明しています。
今回の会談で焦点となったのは、国連という組織そのもののあり方です。王外相は、国連がその権威と活力を取り戻し、新しい状況や新たな課題に適切に対応できるよう促進していくことで合意しました。
バチェレ氏が重視する「3つの柱」と国連の役割
対して、候補者のバチェレ氏は、国際社会が共通の課題に共同で対応するために、国連は「不可欠なプラットフォーム」であると強調しました。具体的に彼女が掲げたのは、以下の3つの柱を前進させるための協調的な取り組みです。
- 平和:紛争の解決と安定の維持
- 発展:持続可能な成長の追求
- 人権:普遍的な権利の尊重と保護
また、バチェレ氏は国連憲章の権威を維持し、実効性のある行動を重視する姿勢を示しました。同時に、「一つの中国」原則への確固たるコミットメントを表明し、多国間主義を推進してきた中国の取り組みに敬意を表したとしています。
多国間主義の再構築に向けて
王外相は、中国がこれまで国連の理念を支持し、その構築に積極的に貢献してきたことを改めて述べ、あらゆる側と協力して国連を保護し、活性化させ、強化していく意向を示しました。
国際社会におけるリーダーシップのあり方が問われる今、大国がどのような視点で次期リーダーを選出に臨むのか。それは単なる人事の問題ではなく、今後のグローバルガバナンスの方向性を左右する重要な局面といえるでしょう。
Reference(s):
China to responsibly, constructively take part in UN chief selection
cgtn.com
