中国とベラルーシが経済連携を深化へ。貿易額は30年前の約150倍に拡大
中国の韓正(カン・セイ)副主席がベラルーシのミンスクを訪れ、両国間の貿易と投資協力をさらに深めるよう呼びかけました。この動きは、単なる経済取引の拡大にとどまらず、インフラ整備や産業育成を通じた戦略的なパートナーシップの強化を意味しています。
劇的に拡大した貿易規模と産業団地の成果
韓副主席は、ミンスクで開催された「中国・ベラルーシ産業投資協力フォーラム」の開会式で、近年の両国関係が強い勢いを維持していることを強調しました。特に注目すべきは、その経済的な成長速度です。
- 貿易額の飛躍的な増大: 2025年の双方向貿易額は、30年以上前に外交関係を樹立した直後の数字と比較して、約150倍にまで拡大しました。
- 産業団地の成功: 両国の協力の象徴である「中国・ベラルーシ産業団地」には、すでに178の企業が集結。地域の経済発展と社会的な活性化を強力に後押ししています。
今後の展望:質の高い「一帯一路」の推進
今回のフォーラムを通じて、中国側はさらなる協力の深化に向けた具体的な方向性を提示しました。単なる量的拡大から、より「質の高い」協力への転換を目指しています。
具体的には、以下の取り組みを推進する方針です。
- 開発戦略の整合化: 両国の国家的な開発戦略をより密接に連携させること。
- 一帯一路の高度化: 「一帯一路」イニシアチブに基づいた、より高付加価値な協力関係の構築。
- 新たな成長因子の探索: 貿易成長の新たな原動力を探し出し、産業および投資協力を拡大すること。
「高水準の開放」がもたらす機会
韓副主席は、中国が引き続き「質の高い発展」と「高水準の開放」にコミットすることを明言しました。これは、ベラルーシを含む世界各国に対して、より広く、より開かれた発展の機会を提供し続けるという姿勢を示したものです。
今回のフォーラムには、中国国際貿易促進委員会(CCPIT)や中国・ベラルーシ産業団地、ベラルーシ投資・民営化庁などが共同で組織し、400人以上の関係者が参集しました。産業団地という具体的なプラットフォームを通じて経済圏を広げる手法は、他地域における協力モデルの先行事例としても注目されます。
Reference(s):
Chinese VP urges deeper China-Belarus trade, investment cooperation
cgtn.com