CLリヴァプール、レアルに雪辱の2-0 スロット体制で16強一番乗り
欧州チャンピオンズリーグでリヴァプールが王者レアル・マドリードを2-0で下し、今季初の決勝トーナメント進出チームとなりました。長年の苦手意識を払拭する勝利で、アルネ・スロット新体制の勢いを改めて示した形です。
リヴァプール、王者レアルに2-0で雪辱
現地時間水曜日に行われた一戦は、リヴァプールの本拠地アンフィールドでのビッグマッチになりました。昨季のタイトルホルダーであるレアル・マドリードを迎えた一戦で、リヴァプールは2-0の完封勝利。チャンピオンズリーグ(CL)での今季の戦績を「全勝」のまま維持し、いち早くベスト16入りを決めました。
この結果、リヴァプールは勝ち点15で再び「テーブル」のトップに浮上しました。一方でレアルは直近5試合で3敗目となり、順位は24位まで後退。残留圏すれすれの「1つ上」という厳しいポジションに追い込まれています。
後半に試合を動かしたマック・アリスターとガクポ
試合を動かしたのは後半でした。スコアレスで迎えた52分、リヴァプールのアレクシス・マック・アリスターが均衡を破ります。エリア付近からのチャンスを逃さずネットを揺らし、待望の先制点をもたらしました。
続く76分には追加点。アンドリュー・ロバートソンが左サイドから上げたクロスにコーディ・ガクポが頭で合わせ、リードを2点に広げます。この日2点を奪った両選手は、スロット体制の攻撃力を象徴する存在になりつつあります。
モハメド・サラーもPKのチャンスを得ましたが、この日は枠を外してしまいました。それでもチーム全体としては余裕ある勝利となり、結果に大きな影響はありませんでした。
マブッペのPKを止めたケレハー アリソン不在を埋める活躍
もう一つ、この試合の流れを左右しかねなかった場面があります。61分、ルーカス・バスケスがロバートソンに倒されてレアルがPKを獲得。キッカーを務めたのはフランス代表のキリアン・マブッペでした。
しかし、この日どこか本調子を欠いていたマブッペのシュートは、リヴァプールGKカオイムヒン・ケレハーにセーブされます。ケレハーは負傷離脱中のアリソン・ベッカーに代わってゴールマウスを守りましたが、このビッグセーブを含めて存在感を発揮し、クリーンシート(無失点)に大きく貢献しました。
新監督スロット、19試合で17勝の驚異的スタート
アルネ・スロット監督にとって、この勝利は就任後19試合目での17勝目となりました。ここまで敗戦はわずか2試合にとどまり、新体制の船出としては驚異的な数字です。
スロット監督は試合後、レアル戦の意味をこう語りました。
「このチャンピオンズリーグを何度も制し、現在の王者でもあり、そしてこれまで何度もリヴァプールにとって本当にやっかいな相手だったクラブと対戦することが、いかに特別かは分かっている」と述べ、レアルとの対戦が持つ重みを強調しました。
実際、今回の試合前まで、リヴァプールはレアルとの直近8試合で勝利がありませんでした。その中には2018年と2022年のCL決勝での敗戦も含まれます。今回の2-0は、数字の上でも、感情の上でも「雪辱」と呼べる結果だと言えます。
負傷者続出のレアル それでも問われる王者の底力
一方で、レアルが厳しい台所事情を抱えていたことも事実です。この試合に向けてアンフィールドに乗り込んだチームには、ヴィニシウス・ジュニオール、ロドリゴ、ダニ・カルバハル、エデル・ミリトン、オーレリアン・チュアメニ、ダビド・アラバといった主力が帯同していませんでした。
攻撃の軸と守備の要が同時に不在という、王者にとっても試練の状況だったと言えます。それでも、直近5試合で3敗という成績や、テーブル24位という位置は、チームの総合力や選手層の厚さが問われる数字でもあります。
CL新フォーマットでの立ち位置 リヴァプールは16強一番乗り
今季のチャンピオンズリーグでは、上位24チームが決勝トーナメントに進出し、そのうちトップ8が直接ベスト16(ラウンド・オブ・16)から登場する仕組みになっています。残る16チームは、プレーオフのような形で16強入りを争うことになります。
リヴァプールは今回の勝利で勝ち点15とし、「全勝」のままトップに返り咲くと同時に、今季初の16強進出チームとなりました。テーブルの頂点に立ったことで、トップ8入り=ラウンド・オブ・16からのスタートをほぼ手中に収めた格好です。
一方で、レアルは24位まで順位を落とし、降格圏の一つ上という不安定な位置に。トップ24に残ることはもちろん、今後はどれだけ順位を上げて、より有利な形でノックアウトステージに進めるかが焦点になります。
今日の試合から見える3つのポイント
- 1. スロット体制の完成度の高さ:19試合17勝という数字に象徴されるように、攻守両面での組織力が結果に直結し始めています。
- 2. ケレハーの台頭:アリソン不在の中、マブッペのPKを止めたセーブはチーム内でのポジション争いにも影響を与えそうです。
- 3. レアルの選手層とコンディション問題:主力を欠いたとはいえ、王者としては結果と内容の両面で立て直しが求められます。
これからのCLをどう見るか
2025年シーズンのチャンピオンズリーグは、フォーマットの変化も相まって「テーブルでの位置取り」が例年以上に重要になっています。今回の結果で、リヴァプールは16強一番乗りという形で一歩抜け出しました。
一方のレアルは、負傷者の復帰時期も含めて、どこまで立て直せるかが注目点です。王者としての経験値と個々のタレントがあれば、今後の巻き返しも十分にあり得ますが、余裕のない順位にいることは確かです。
サッカーファンとしては、
- スロット監督のもとで、リヴァプールがどこまで勝ち進むのか
- レアルが負傷者の多い中で、どのようにチームを再構築していくのか
- 新フォーマットの中で、上位24・トップ8争いがどのように動いていくのか
といった点に注目しながら、今後の試合を追いかけていくと、一つひとつの結果の意味がより立体的に見えてきます。
リヴァプールとレアル・マドリードという欧州を代表するクラブ同士の一戦は、単なる1試合の結果を超えて、2025年の欧州サッカーの勢力図を考えるヒントを与えてくれる試合になったと言えそうです。
Reference(s):
Liverpool exact revenge on Real Madrid to advance in Champions League
cgtn.com








