北京でスピードスケートW杯 氷のリボンで世界トップが激突 video poster
北京でISUスピードスケートW杯開催
2025年、スピードスケートの国際シリーズであるISUワールドカップは40周年の節目を迎えました。その今シーズン第2戦が、北京の国家スピードスケート館「氷のリボン」で開かれています。
大会には、24の国と地域から260人を超えるトップスケーターが参加し、中国の首都・北京に集結しました。今シーズン全6戦のうち、北京大会は前半の山場として注目を集めています。
氷のリボンが再び世界の舞台に
国家スピードスケート館は、2022年北京冬季オリンピックのために建設されたスピードスケート専用リンクで、特徴的な外観から氷のリボンの愛称で知られています。今回のワールドカップでも、その高速リンクぶりが改めて脚光を浴びています。
女子1500メートルで6位に入った韓梅選手は、観客席の熱気に驚いたといいます。韓選手は「北京冬季五輪以降、スピードスケートへの注目が高まりました。観客の雰囲気は昨年の北京大会を上回っていて、スタンドはほぼ満員でした。世界中の選手に声援を送るファンの姿がとてもうれしいです」と語り、会場の一体感を強調しました。
初日から記録とドラマが続出
大会初日には、中国代表のエースたちが次々とリンクに登場しました。男子の寧忠岩選手、高亭宇選手、女子の韓梅選手らが顔をそろえ、地元ファンの期待を集めました。
寧忠岩、男子1500mで今季2つ目のメダル
男子1500メートルA組では、寧忠岩選手が1分44秒26のタイムで2位に入り、今季ワールドカップシリーズで2つ目のメダルを獲得しました。
寧選手はレース後、「今回のタイムは先週の長野大会よりさらに良くなりました。前回の結果にも満足していましたが、今回は自分の想像を完全に超えました」と振り返りました。そのうえで「氷のリボンのリンクコンディションは素晴らしく、リンクに上がった瞬間の観客の声援が背中を押してくれました。今日はすべてが完璧でした」と、会場とファンへの感謝を述べています。
20歳ストルツ、男子500mと1500mを制覇
女子500メートルと1500メートルでは日本の選手たちが存在感を示しましたが、開幕日の主役となったのはアメリカのジョーダン・ストルツ選手でした。
20歳のストルツ選手は、男子500メートルで高亭宇選手が持っていた会場記録を更新し、34秒27のタイムで優勝。その勢いのまま男子1500メートルでも寧選手を0.32秒差で抑え、2種目制覇を達成しました。若きスプリンターが、北京のリンクで強烈な存在感を示した形です。
北京発、2025年ハルビン冬季アジア大会への期待
2022年の冬季オリンピックの成功は、中国における冬季スポーツ発展の土台を築きました。今回のISUスピードスケートワールドカップ北京大会は、その流れをさらに前に進める役割を果たしています。
世界トップレベルの大会を自国で継続的に開催することで、選手の競技力向上だけでなく、若い世代を含む多くの人々が氷上スポーツに触れる機会が増えます。中国の氷と雪のスポーツにかける情熱と夢が、現地観客だけでなく、配信や中継を通じて世界にも伝わっているといえるでしょう。
同時に、こうした大会は、2025年に予定されているハルビン冬季アジア大会への期待も高めています。北京で培われた大会運営やリンク整備のノウハウが、ハルビンでの大会にも生かされることで、アジア全体の冬季スポーツシーンの底上げにつながる可能性があります。
北京の氷のリボンで刻まれる一つひとつのラップタイムは、単なる記録を超えて、冬季スポーツの未来像を映し出しているのかもしれません。通勤途中のニュースチェックでも、世界の氷上で起きている変化に少しだけ思いを巡らせてみると、新しい視点が見えてきます。
Reference(s):
cgtn.com








