三亜副市長が語る第12回民族伝統スポーツ大会と観光効果 video poster
中国・三亜で開かれた第12回全国少数民族伝統体育運動会について、開催地となった三亜市の張長峰副市長がインタビューで大会準備と観光への効果、民族スポーツの未来を語りました。
三亜市が初の開催地に 副市長が語った狙い
スポーツ番組「Sports Scene」のマイク・フォックス氏は、大会期間中に三亜市の張長峰副市長と対談し、同市が初めてこの全国大会を受け入れた背景や狙いを聞きました。副市長は、三亜が多様な民族文化を紹介する舞台となることの意義を強調しています。
国際ニュースとして中国の動きを日本語で知りたい読者にとっても、今回の民族伝統スポーツ大会は、スポーツを軸に地域の魅力や社会の多様性をどう発信するかを考える好例と言えます。
大会準備の舞台裏 「受け入れ体制」と「文化の見せ方」
インタビューの中で張副市長は、第12回民族伝統スポーツ大会の準備を振り返り、選手や観客を安心して迎え入れるための体制づくりに力を入れたと説明しました。
具体的には、次のようなポイントが重視されたとしています。
- 競技が安全かつ円滑に行われるよう、会場設備や周辺インフラを整えること
- 全国から集まる参加者や観客に対応するため、宿泊・交通・医療などの受け入れ体制を整備すること
- 開会式や関連イベントを通じて、各民族の伝統文化を分かりやすく伝える演出を行うこと
観光都市としての三亜 大会がもたらす経済効果
張副市長は、大会の開催が三亜の観光をさらに押し上げていると指摘しました。スポーツイベントを目的に訪れた人びとが、滞在中に市内観光や飲食、買い物を楽しむことで、地域経済全体に波及効果が広がっているといいます。
民族伝統スポーツ大会は、いわゆるリゾート観光とは異なる動機で人を呼び込む場でもあります。スポーツ観戦に加え、少数民族の音楽や舞踊、伝統工芸などを体験できることが、三亜の新たな魅力として発信されていると副市長は強調しました。
民族スポーツへの関心を未来につなぐ
張副市長はまた、今回の大会をきっかけに、民族スポーツへの関心が今後さらに高まることへの期待も語りました。大会を一過性のイベントで終わらせず、日常的なスポーツ文化として根付かせたいという思いがにじみます。
そのための方向性として、次のような取り組みが意識されているとみられます。
- 若い世代が民族スポーツに触れる機会を増やすため、学校教育や地域のクラブ活動と結びつけていくこと
- 観光客向けの体験プログラムとして民族スポーツを取り入れ、文化とスポーツを同時に学べる場をつくること
- 映像配信やSNSなどのデジタルツールを活用し、全国や海外の視聴者に競技の魅力を伝えること
スポーツイベントが映す現代中国 私たちへのヒント
民族伝統スポーツ大会のような全国規模のイベントは、スポーツの側面だけでなく、観光政策や地域ブランディング、文化継承のあり方を映し出します。今回の三亜での開催は、その三つを同時に進めようとする試みとして位置づけられます。
日本でも、国際大会や地域のスポーツイベントをどのように地域づくりや観光と結びつけるかが課題になっています。中国・三亜での取り組みは、スポーツを通じて多様な文化を尊重しつつ、都市の魅力を発信する一つのケーススタディとして、今後も注目していきたい動きです。
Reference(s):
Deputy Mayor of Sanya talks about hosting 12th National Ethnic Games
cgtn.com








