CBA首位の浙江が快勝、南京は逆転で遼寧を撃破
CBA(中国男子プロバスケットボールリーグ)で、首位を走る浙江グアンシャ・ライオンズがジリン・ノースイーストタイガースに快勝し、トップの座を堅持しました。一方で、南京トンシー・モンキーキングは前半のビハインドをはね返し、遼寧ダイナソーズに逆転勝利しています。
浙江グアンシャ、序盤から主導権握りジリンに快勝
現地時間火曜日の夜、浙江グアンシャ・ライオンズはジリン・ノースイーストタイガースを118-103で下し、2連勝を飾りました。この結果、浙江はCBAの順位表での首位の座をキープしています。
浙江は第1クォーターからギア全開でスタートし、34-19といきなり15点のリードを確保しました。この立ち上がりが、その後の試合展開のトーンを決める形になりました。
主力の孫銘徽(スン・ミンフイ)が欠場する中でも、チームは崩れませんでした。バリー・ブラウン・ジュニアを中心に他の選手たちがしっかりステップアップし、攻撃のリズムを維持します。一方、ジリンのエースであるドミニク・ジョーンズは厳しいディフェンスに苦しみ、簡単なシュートチャンスをほとんど与えられませんでした。
第2クォーター序盤には、浙江が9-4のラン(連続得点の流れ)を作り、リードは一時20点差に拡大。ジリンは最終クォーターに反撃を試みましたが、点差を大きく縮めるまでには至らず、浙江がアウェーながら試合を通して主導権を握ったまま勝利を収めました。
孫銘徽不在でも示した「層の厚さ」
この試合で注目されたのは、孫銘徽不在という条件の中でも浙江が安定して高いパフォーマンスを維持した点です。特定のスター選手への依存度が高いチームは、故障やコンディション不良で一気に失速するリスクがありますが、浙江は他の選手が役割を果たし、チームとしての完成度の高さを示しました。
首位チームが危なげなく勝ち切ることは、数字以上にライバルチームへ与えるプレッシャーも大きく、今後のCBAの順位争いにも影響を与えそうです。
南京トンシー、前半劣勢からの逆転で遼寧を下す
もう一つの試合では、南京トンシー・モンキーキングがホームで遼寧ダイナソーズを106-97で破りました。前半は遼寧ペースで試合が進みましたが、後半で南京が試合の流れをつかみ、見事な逆転勝利となりました。
第1クォーターは、遼寧が攻撃面で積極的に仕掛けました。趙継偉(ジャオ・ジーウェイ)、ジェームズ・ウェブ、デズミン・ウェルズが3ポイントシュートを次々と沈め、オフェンスは好調。しかし守備面では、南京のケンドリック・デイビスとT.J.リーフへの対応が後手に回ります。この2人が南京の得点を大きく支え、デイビスは前半だけで18得点を記録しました。
それでもハーフタイムのスコアは53-60と、南京は7点のビハインドで折り返します。
流れが変わったのは第3クォーター序盤でした。南京が7連続得点を決めて試合をあっという間に同点に戻すと、遼寧は外角からのシュートが決まらず、得点源はオフェンスリバウンドからのセカンドチャンスに限られていきます。
この隙を逃さず、南京はデイビスのドライブからのレイアップなどで着実に加点。第3クォーター終了時点で南京が7点リードを奪い、試合をひっくり返しました。
最終クォーターでは、遼寧も粘り強く得点を重ねて点差を詰めにかかりましたが、南京はT.J.リーフと郭昊文が重要な場面で得点し、リードを維持。最終的にホームでの貴重な勝利をつかみ取りました。
デイビス、試合の流れを変えたキープレーヤー
前半だけで18得点を挙げたケンドリック・デイビスは、この試合のリズムを作った存在と言えます。彼がアグレッシブに攻め続けたことで、遼寧の守備は内外で揺さぶられ、T.J.リーフや郭昊文にもスペースが生まれました。
南京にとって、前半でビハインドを背負いながらも後半で修正し、逆転勝ちにつなげられたことは、単なる1勝以上の意味を持つでしょう。試合中に戦い方を変え、相手の弱点を突いていく柔軟さは、今後のシーズンを戦ううえで大きな武器になります。
首位を固める浙江と、上位に食らいつく南京
今回の2試合は、CBAの現在の構図を象徴するような内容でした。浙江は首位チームらしく、主力不在という条件でも自分たちの形を崩さずに勝ち切る安定感を示しました。
一方、南京は格上とも言える相手に対しても、前半の劣勢を恐れず後半で巻き返す粘り強さを証明しました。こうしたチームが上位陣にプレッシャーをかけることで、CBAの順位争いはより一層拮抗していく可能性があります。
アジアのプロバスケットボールを語るうえで、CBAの動向は外せません。浙江の首位固めと南京の逆転劇は、今後の試合にもつながる示唆に富んだ一夜だったと言えそうです。
Reference(s):
Zhejiang roars to victory to cement CBA lead, Nanjing edge Liaoning
cgtn.com








