CBA浙江が北京に大逆転勝利 ヨーク34得点で終盤を制す video poster
中国プロバスケットボールリーグCBAのレギュラーシーズンで、浙江ゴールデンブルズが北京ダックスを相手に劇的な逆転勝利を収めました。第4クオーター終盤の猛追で106対99とひっくり返し、プレーオフさながらの緊張感に包まれた一戦は、今季のCBAの激しい順位争いを象徴する内容となりました。
第4クオーターで流れ一変、ヨークが34得点
試合が行われたのは木曜日の夜、北京のキャピタルインドアスタジアム。CBAレギュラーシーズンのホーム最終戦を飾りたい北京は、序盤から浙江と激しくリードを奪い合いました。
第3クオーター途中には、北京のチェン・インジュンとヌーニ・オモットが攻撃をけん引し、一時は15点差までリードを広げます。ホームコートアドバンテージを懸けた重要な一戦で、北京が主導権を握ったかに見えました。
しかし、第4クオーターに入ると状況は一変します。浙江のガード、ゲイブ・ヨークがゲームハイとなる34得点を記録し、攻撃の中心として躍動。残り3分には、ウー・チエンのパスから速攻レイアップを決めて96対96の同点に追いつくと、その後わずか2分半の間に3本の3点シュートを沈め、一気に試合をひっくり返しました。
チームメートのダミアン・ジョーンズは「彼がリズムに乗ると、時にはスクリーンさえ必要ない。ボールを持っただけで自分でシュートチャンスを作ってしまう。そういう状態の彼には全幅の信頼を寄せている」と、その決定力を称えています。
周琦の負傷退場が北京に痛手
流れが変わるきっかけとなったのが、北京の中心選手である周琦の負傷でした。リバウンド争いの際、浙江のユー・ジアハオと接触して目を負傷し、コートを離れてメディカルチェックを受けることになりました。
北京にとって、守備の要である周琦の離脱は大きな痛手でした。リングプロテクターとしてだけでなく、攻守両面でチームを支える存在を失ったことで、ディフェンスの強度が明らかに落ち、浙江に主導権を握られていきます。
フォワードの曾凡博は試合後、「周琦に大きな問題がないことを願っている。彼は攻守両面で欠かせない存在だ。彼だけでなくチーム全員が、プレーオフや今日のようなハイレベルな試合に備えなければならない」と話し、エースの状態を気遣うとともにチーム全体の底上げの必要性を語りました。
北京はホーム4敗目、浙江はプレーオフへ弾み
この敗戦により、北京の今季ホーム戦績は23試合で4敗目となりました。それでも通算成績は31勝14敗でリーグ4位を維持しており、CBAにおけるプレーオフ1回戦の免除となる最後の順位をかろうじて守っています。
一方、勝利した浙江はこれで29勝16敗。現在は8位につけており、上位とのゲーム差は大きくない中で貴重な白星となりました。勢いそのままにポストシーズンへ駆け上がりたいところです。
レギュラーシーズンは残り1試合。北京は月曜日に天津パイオニアーズとのホームゲームで締めくくり、浙江は寧波ロケッツとの最終戦に臨みます。どちらのチームにとっても、プレーオフの組み合わせやコンディションに直結する重要な一戦となりそうです。
CBAの「接戦力」が問われるシーズンに
今回の一戦は、CBAがいま非常に拮抗したリーグになっていることも示しました。北京はホーム最終戦で15点リードを築きながら逆転負けを喫し、浙江は主力の爆発と冷静なゲーム運びでそれをひっくり返しました。
プレーオフが近づくなかで、単に戦力の厚さだけでなく、試合終盤の集中力やアジャスト能力が勝敗を分ける重要な要素になっています。今回の浙江の逆転劇は、CBAのファンだけでなく、アジアのバスケットボールを追う人たちにとっても、今季のプレーオフの見どころを予感させる内容だったと言えるでしょう。
レギュラーシーズン終盤戦に入り、CBAの国際ニュースとしても注目される試合が今後さらに増えていきそうです。
Reference(s):
CGTN Exclusive: Zhejiang storm back to stun Beijing in CBA thriller
cgtn.com








