バドミントン・アジア選手権 女子単は中国が金銀独占確定、日本ペアも決勝へ
アジアのトップ選手が集うバドミントン・アジア選手権で、中国が女子シングルスの金銀メダル独占を確定させました。日本の女子ダブルス松山奈未/志田千陽ペアも強豪中国ペアを破り、決勝進出を決めています。
女子シングルス:中国が1・2フィニッシュ確定
中国浙江省・寧波で行われているバドミントン・アジア選手権の女子シングルス準決勝で、中国の陳雨菲(Chen Yufei)が大きな存在感を見せました。韓国の沈有真(Sim Yu-jin)を相手に、21-11、21-11といずれもダブルスコアに近い数字で快勝しました。
もう一つの準決勝では、中国同士の対決となり、韓悦(Han Yue)が高昉潔(Gao Fangjie)との試合を制して決勝へ進出。これにより、女子シングルス決勝は陳雨菲対韓悦の中国対決となり、中国の1・2フィニッシュが確定しています。
男子シングルス:呂光祖が大逆転で決勝へ
男子シングルス準決勝も、中国勢の熱戦となりました。呂光祖(Lu Guangzu)は同じ中国の李詩灃(Li Shifeng)と対戦し、19-21で第1ゲームを落としながらも、21-10、21-14で逆転勝ち。試合時間は78分に及ぶタフな一戦でした。
29歳の呂光祖は、勝因について「長いラリーの中で凡ミスを最小限に抑えることで、疲労の中でも押し切ることができた」と振り返っています。集中力と規律を徹底したプレーが、終盤の流れを引き寄せた形です。
呂光祖は決勝で、タイのクンラビット・ビティサーン(Kunlavut Vitidsarn)と対戦します。ビティサーンは準決勝でシンガポールのロー・ケンユウ(Loh Kean Yew)を23-21、21-10で下し、世界トップクラスの実力を改めて示しました。
女子ダブルス:松山/志田ペアが中国の強豪を撃破
女子ダブルスでは、日本の松山奈未(Nami Matsuyama)/志田千陽(Chiharu Shida)ペアが大きなアップセットを演じました。中国の陳清晨(Chen Qingchen)/賈一凡(Jia Yifan)ペアを21-17、21-10のストレートで破り、女王クラスのペアを準決勝で退けました。
松山/志田ペアは決勝で、中国の新鋭コンビ、劉聖書(Liu Shengshu)/譚寧(Tan Ning)ペアと対戦します。この中国ペアは、同じく中国の張殊賢(Zhang Shuxian)/鄭雨(Zheng Yu)ペアとの準決勝を制しており、若い勢いと層の厚さを印象づけました。
男子ダブルス:前回王者が敗退、マレーシア勢が決勝で中国ペアと対戦
男子ダブルスでは波乱が起きました。中国のディフェンディングチャンピオン、梁偉鏗(Liang Weikeng)/王昶(Wang Chang)ペアが、マレーシアのアーロン・チア(Aaron Chia)/ソー・ウィーイク(Soh Wooi Yik)ペアに敗退しました。
勝ち上がったマレーシアペアは、決勝で中国の陳柏陽(Chen Boyang)/劉毅(Liu Yi)ペアと対戦します。男子ダブルスも中国勢が決勝に残っており、複数種目で中国のメダル獲得が期待される展開です。
混合ダブルス:香港特別行政区と日本がタイトルを争う
混合ダブルスの決勝は、中国の香港特別行政区出身の鄧俊文(Tang Chun Man)/謝影雪(Tse Ying Suet)ペアと、日本の緑川大輝(Hiroki Midorikawa)/齋藤夏(Natsu Saito)ペアの対戦となります。
香港特別行政区の経験豊富なペアと、日本の勢いあるペアという構図で、試合運びやサービス周りの駆け引きにも注目が集まりそうです。
大会から見えるアジア勢の勢力図
今回のバドミントン・アジア選手権では、
- 女子シングルスで中国が金銀を確定
- 男子シングルス・男子ダブルスでも中国勢が決勝進出
- 女子ダブルスと混合ダブルスでは日本や香港特別行政区、マレーシアなども台頭
といったように、中国の層の厚さが際立つ一方で、日本や他のアジアの国・地域も各種目で存在感を示しています。
特に日本勢にとっては、松山/志田ペアが強豪中国ペアを破って決勝進出を果たしたことや、混合ダブルスで日本ペアがタイトルを争う舞台に立つことが大きな収穫と言えます。中国をはじめとするアジアのライバルとの戦いは、今後の国際大会に向けた貴重な経験となりそうです。
アジアの中でバドミントンのレベルはますます拮抗しており、一つひとつのラリーの質や、ミスを恐れず攻め切るメンタルが勝敗を分けています。今回の大会は、その勢力図と選手たちの成長を示す象徴的な舞台になっていると言えるでしょう。
Reference(s):
China seal women's singles 1-2 finish at Badminton Asia Championships
cgtn.com








