タクラマカカン・ラリー開幕 第1ステージはWensuグランドキャニオン video poster
中国新疆ウイグル自治区で行われている長距離ラリーレース「タクラマカン・ラリー」で、第1スペシャルステージがWensuグランドキャニオンを舞台に実施されました。迫力ある砂漠ラリーの開幕ステージで、モーターサイクルと自動車それぞれの先頭争いが早くも激しさを増しています。
Wensuグランドキャニオンを駆け抜けた第1ステージ
今大会の第1スペシャルステージは、中国新疆ウイグル自治区アクス地区にある景勝地、Wensuグランドキャニオン周辺で行われました。およそ160キロにわたって、川を渡るセクションや路面が洗い流された荒れた道、高速区間が組み合わさったタフなコースが用意されました。
今年のタクラマカン・ラリーは、前年大会の最終ステージとなったエリアをスタート地点とする構成で、序盤から選手たちの総合力が試されるレイアウトになっています。
モーターサイクル部門 チェコのミヘク選手が先制
モーターサイクル部門では、Hoto Factory Racing Teamに所属するチェコのライダー、マルティン・ミヘク選手が好スタートを切りました。予選トップの勢いそのままに、この第1ステージを2時間3分36秒で走り切り、首位でフィニッシュしました。
予選から存在感を示していたミヘク選手にとっては、狙い通りのレース展開となり、今後の総合優勝争いでも一歩リードした形です。
自動車部門 樊高翔組が予選に続きステージ勝利
自動車部門では、河北遷安九江自動車・オートバイスポーツクラブ所属の樊高翔(ファン・ガオシアン)選手とナビゲーターの付立国(フー・リーグオ)選手のコンビが強さを見せました。予選を制して臨んだ第1ステージでも、2時間3分11秒というタイムでトップを守り切りました。
約160キロの難コースを安定したペースで走り抜けたことで、総合優勝へ向けた流れをしっかりとつかんだ形です。
次のステージは砂漠地帯へ 本番はこれから
第2ステージはおよそ115キロで、選手たちはアラル(Alar)へと向かいます。第1ステージを制した樊選手は、初日の走りを振り返りながら、今後の砂漠区間への慎重な姿勢も示しました。
32歳の樊選手は、オープニングステージ後に次のように語っています。
「すべて順調でした。今大会にとって最初の長いステージでしたが、自分たちにとってはまだウォームアップのように感じました。次のステージでは、より砂漠地帯が増えることが分かっているので、少しペースを落とすつもりです。今回の第1ステージは高速区間が中心でしたが、本当のタクラマカン・ラリーの難しさは、砂漠に入ってから始まります」
なぜタクラマカン・ラリーが注目されるのか
タクラマカン・ラリーは、中国西部の広大な砂漠や峡谷を舞台にした長距離ラリーとして知られています。極端な気温差や変化の大きい路面、長時間の運転が選手を追い込み、機材の信頼性とチームワークも問われます。
- 多様な地形を組み合わせたステージ構成で、ドライビングスキルと戦略の両方が必要
- 国際色豊かなライダー・ドライバーが集まり、モータースポーツの交流の場にもなっている
- 砂漠の景観とラリーのスピード感が相まって、映像や写真映えする大会としても人気
第1ステージを終えたばかりのタクラマカン・ラリーは、これから本格的な砂漠区間に入っていきます。砂と風と距離が支配する過酷な環境の中で、誰が最後まで速さと冷静さを保てるのか。今後のステージでも、選手たちの駆け引きとドラマに注目が集まりそうです。
Reference(s):
Taklimakan Rally: Stage 1 sends racers through Wensu Grand Canyon
cgtn.com








