FIFAクラブW杯開幕 インテル・マイアミはアル・アハリと0-0ドロー
32チーム制へと拡大されたFIFAクラブワールドカップが米フロリダ州マイアミガーデンズで開幕しました。リオネル・メッシ擁するインテル・マイアミの記念すべき初戦は、エジプトの強豪アル・アハリと0-0の引き分け。スコアレスながら、ゴールキーパーが主役となる見応えある国際サッカーの一戦となりました。
32チーム制の初大会、開幕の舞台はハードロック・スタジアム
開幕戦は現地時間の土曜日、米フロリダ州マイアミガーデンズにあるハードロック・スタジアムで行われました。今大会は、従来の形式から拡大され、初めて32チームが参加するFIFAクラブワールドカップの新しいエディションです。アル・アハリは、大会拡大前の形式でもプレー経験が豊富で、その落ち着いた試合運びが序盤から光りました。
前半はアル・アハリが主導 ウスタリが好セーブ連発
前半はアル・アハリが主導権を握り、より多くのチャンスを作りました。7分にはエマム・アシュールの至近距離からのシュートを、インテル・マイアミのGKオスカル・ウスタリが左足でブロック。29分にはウェサム・アブー・アリのゴールで先制したかに見えましたが、ボールを受けた際のポジションがオフサイドと判定され、得点は取り消されました。
その3分後には、アシュラフ・ダリのヘディングシュートもウスタリがセーブ。41分にはアル・アハリにPK(ペナルティーキック)が与えられましたが、トレゼゲの最初のシュートはブロックされ、こぼれ球からの2本目もウスタリがしっかりキャッチし、ゴールを許しませんでした。
メッシの一撃はクロスバー直撃 後半もネットは揺れず
劣勢気味だったインテル・マイアミにも前半終了間際に大きなチャンスが訪れました。44分、リオネル・メッシがペナルティーエリア手前から放ったシュートは、わずかにクロスバーを叩きゴールならず。スタジアムの空気が一瞬止まるような場面でした。
後半はインテル・マイアミがボールを持つ時間を増やしましたが、決定的な場面は限られました。試合終了6分前には、左サイドからのメッシのクロスにファファ・ピカルトが頭で合わせましたが、アル・アハリのGKモハメド・エル・シェナウィが好セーブを見せ、最後までスコアボードは動きませんでした。
無得点と完封が示すインテル・マイアミの現状
インテル・マイアミにとって、この試合は5月19日以来となる無得点の一戦となりました。一方で、守備面では4月19日以来となる完封(クリーンシート)を達成。攻撃陣がゴールを奪えなかった一方で、守備陣とウスタリの奮闘がチームを支えた形です。
メッシを中心とした攻撃は、わずかな精度の違いでゴールに結びつきませんでしたが、大会の長丁場を考えれば、守備の安定はポジティブな材料といえます。アル・アハリにとっても、内容ではチャンスで上回りながらも、勝ち切るための決定力をどう高めるかが次戦への課題になりそうです。
次戦はポルト、パルメイラス戦へ 序盤戦の注目ポイント
両チームはこの引き分けを受け、それぞれ大会序盤の重要な一戦に向かいます。インテル・マイアミは次戦でポルトと、アル・アハリはパルメイラスと木曜日に対戦することになっています。また、その前段にはポルト対パルメイラスのカードが日曜日に組まれていました。
32チーム制へと拡大された今大会では、各クラブが世界各地の強力な相手とぶつかる場面が序盤から続きます。特に注目されるポイントとして、次のような点が挙げられます。
- インテル・マイアミは、守備の安定を保ちつつ、メッシ以外の得点源をどこまで増やせるか。
- アル・アハリは、豊富な経験に裏打ちされた組織力に、決定力をどこまで上乗せできるか。
- ポルト、パルメイラスとの対戦を通じて、各クラブの序盤戦の立ち位置がよりはっきりしてくる可能性があること。
世界のクラブが一堂に会するFIFAクラブワールドカップは、シーズン中のクラブサッカーとはまた違った緊張感があります。開幕戦からスコアレスとはいえ、ゴールキーパーの好守やメッシの一撃など、ハイレベルな攻防が随所に見られました。新フォーマット初代王者の座をつかむのはどのクラブなのか。今後の試合にも注目が集まりそうです。
Reference(s):
FIFA Club World Cup begins with 0-0 draw between Inter Miami, Al Ahly
cgtn.com








