PSGがクラブW杯初戦でアトレティコに4発快勝 欧州王者が見せた圧力
欧州王者パリ・サンジェルマン(PSG)が、FIFAクラブワールドカップの開幕戦でアトレティコ・マドリードを4−0で下し、新フォーマットとなった32チーム大会でいきなり優勝候補らしい存在感を示しました。
クラブW杯開幕戦で4発 欧州勢同士の注目カード
現地日曜日、1994年ワールドカップ決勝の舞台として知られるローズボウルで行われた一戦は、欧州の強豪クラブ同士が激突するグループステージ屈指の好カードとなりました。スタジアムには8万人超(80,619人)の観客が詰めかけ、今大会の注目度の高さを象徴しました。
試合は前半にファビアン・ルイスとビティーニャがゴールを決めてPSGが2点をリード。後半にはセンニ・マユルとイ・ガンインが追加点を奪い、最終的に4−0と一方的なスコアで試合を終えました。
前半から主導権 ルイスとビティーニャが流れを作る
PSGは立ち上がりからボール支配を高め、アトレティコ陣内でのプレー時間を増やしました。19分、ペナルティエリア手前でこぼれ球を拾ったファビアン・ルイスが、右足でゴール左隅へ正確なシュート。長くアトレティコから関心を寄せられてきたスペイン人MFが、その前で先制点を叩き込みました。
前半終了間際には、左サイドから仕掛けたフビチャ・クワラツヘリアがこの日2本目のアシスト。ゴール前に走り込んだビティーニャが冷静に流し込み、PSGが前半だけで2−0とリードを広げました。
後半はVARと退場で流れがPSGに
後半、アトレティコはフリアン・アルバレスのゴールで一度は反撃に成功したかに見えましたが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の介入により取り消しに。直前の局面で、コケがPSGのデジレ・ドゥエにファウルを犯していたと判定されました。
78分には、アトレティコのDFクレマン・ラングレがこの日2枚目のイエローカードで退場。判定に対してディエゴ・シメオネ監督は審判団と自軍のミスの両方に苛立ちを隠せない様子で、ベンチ前で何度も身振り手振りを交えて抗議する場面も見られました。
数的優位に立ったPSGは主導権を完全に掌握。82分にはアレクサンデル・セルロートがほぼ無人のゴールを外す決定機を逃した直後、マユルがカウンターから3点目を沈めて勝負を決定づけました。試合終了間際には、イ・ガンインがPKをきっちりと決め、スコアを4−0としました。
デンベレ不在でも層の厚さを証明
PSGは、6月6日にフランス代表としてプレー中に大腿部を痛めたウスマン・デンベレを欠きましたが、その穴を埋めるようにゴンサロ・ラモスが先発出場。チャンピオンズリーグ決勝からの先発変更はこの1人だけで、ルイス・エンリケ監督はチームへの信頼を示しました。
5月31日にインテルを5−0で破り、クラブ史上初のUEFAチャンピオンズリーグ制覇を成し遂げたPSGは、今季すでに3冠(トレブル)を達成しているチームです。その勢いはクラブワールドカップの舞台でも衰えることなく、今大会でも「倒すべきチーム」であることを強く印象づけました。
新フォーマットのクラブW杯でPSGはどこまで行くか
今回のクラブワールドカップは32チームによる新フォーマットの初開催であり、この試合はグループステージの中でも特に注目度の高いカードと位置づけられていました。その初戦で4−0という結果を残したことで、PSGはグループ突破に大きく前進するとともに、トーナメント以降での優勝争いにも弾みをつけたと言えます。
一方のアトレティコにとっては、VARでの得点取り消しや退場、決定機の逸機など、歯車が噛み合わない試合となりました。残りのグループステージでは、守備の立て直しとメンタル面での再起が問われることになりそうです。
欧州王者PSGの快勝で幕を開けたクラブワールドカップ。今後の試合でも、ヨーロッパ勢のみならず、各大陸王者がどのような戦いを見せるのか、国際サッカーを追ううえで見逃せない大会になりつつあります。
Reference(s):
PSG thumps Atletico Madrid 4-0 in impressive Club World Cup opener
cgtn.com








