フルミネンセがアル・ヒラル撃破 クラブW杯準決勝でチェルシー戦へ
FIFAクラブワールドカップ2025で、フルミネンセがアル・ヒラルを2-1で下し、準決勝でチェルシーと対戦する権利をつかみました。現地時間金曜日にオーランドで行われたこの一戦は、VAR判定をめぐる波紋も呼ぶ激しいゲームとなりました。
オーランドで生まれた2-1のドラマ
試合は前半40分、フルミネンセが先制します。ガブリエル・フエンテスのアシストから、マテウス・マルチネリがゴール右上隅へカーブをかけたシュートを決め、均衡を破りました。
前半アディショナルタイムには、アル・ヒラルにPKが与えられましたが、接触プレーの映像を確認したビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の介入により、この判定は取り消されました。
後半に入ると、アル・ヒラルが反撃します。51分、カリドゥ・クリバリがヘディングでゴール前にボールを送ると、マルコス・レオナルドが押し込み同点弾。レオナルドにとっては今大会4点目となるゴールでした。
しかし70分、フルミネンセが再び試合をひっくり返します。エルクレスが右足の強烈なシュートを叩き込み、勝ち越しゴール。これが決勝点となり、ブラジルのクラブが2-1で勝利しました。
VAR判定と終盤の抗議
試合終盤の15分間、アル・ヒラルの選手たちはたびたびペナルティーエリア内で倒れ、PKをアピールしましたが、審判は笛を吹きませんでした。クリバリはシミュレーション(わざと倒れた行為)を取られ、イエローカードを受けています。
VARは前半のPKシーンでは介入したものの、後半の複数の場面では主審の判定がそのまま維持されました。この一貫性を欠いたようにも見える運用に、アル・ヒラル側は強い不満を抱いたようです。
コウリバリが語った悔しさ
試合後、ミックスゾーンで取材に応じたクリバリは、困惑と悔しさを隠しませんでした。
「勝つために僕らはすべてを出し切った。フルミネンセは守備がとても良かった。だが、審判の判定は理解できない。みんな見ていたはずなのに、なぜ後半は自分の場面でVARを見に行かなかったのか分からない」と語り、判定への疑問を口にしました。
さらに「ときにはすべてを受け入れようとするが、今日のような負け方をすると本当に残念だ。人生最大のチャンスだったと思う。審判は仕事をしなかったと感じている。前半にVARをチェックするなら、後半も同じようにチェックすべきだ」と、審判団の対応を厳しく批判しました。
一方で、この試合を通じてフルミネンセの守備組織が高く評価されたことも事実です。強力な攻撃陣を相手にリードを守り切った守備の粘りは、準決勝に向けた大きな自信材料となるでしょう。
チェルシーとの準決勝へ、注目ポイント
この勝利により、フルミネンセはクラブワールドカップの準決勝でチェルシーと対戦することになりました。大会の終盤戦に向けて、どのような戦いになるのか注目が集まります。
- アル・ヒラル戦で見せたフルミネンセの堅実な守備は、次戦でも再現できるのか。
- マルチネリやエルクレスら、決定力のある選手たちがチェルシー相手にもゴールを奪えるか。
- 今回も議論を呼んだVAR判定が、準決勝ではどのように試合の流れを左右するのか。
フルミネンセとチェルシーが相まみえる準決勝は、戦術面だけでなく、VARの運用や審判判定の一貫性という観点からも、多くの議論を呼ぶ試合になりそうです。
Reference(s):
cgtn.com








