FISU会長エダー氏、中国本土の冬季スポーツ発展を評価 2027年長春冬季ユニバーシアードに期待
現在開催中の2026年ミラノ・コルティナ冬季五輪を追う中で、国際大学スポーツ連盟(FISU)会長のレオンツ・エダー氏が、中国本土の冬季スポーツの広がりと、2027年の長春冬季ユニバーシアードへの期待を語りました。
五輪で目立つ「学生アスリート」——ユニバーシアードの追い風に
エダー氏は、イタリアで行われている冬季五輪の競技を見守りながら、学生アスリートが多く出場していることを「ユニバーシアード(世界大学スポーツ大会)の発展にとって良い兆し」と捉えたといいます。
トップレベルの舞台で経験を積む選手が増えるほど、大学スポーツの国際大会でも競技水準や注目度が上がりやすい——そんな循環を見据えた発言として受け止められます。
2027年は中国本土・長春で開催 2007年の経験を「強み」と評価
次回の冬季ユニバーシアードは、2027年に中国本土・吉林省の長春で開催される予定です。エダー氏は、長春と吉林が2007年にアジア冬季競技大会を共催した実績に触れ、運営面での経験が「アドバンテージになる」との見方を示しました。
大型スポーツ大会では、会場整備や輸送、ボランティア運営、観客動線など、競技そのもの以外の“仕組み”が成否を左右します。過去の開催経験は、その設計図を現実に落とし込む際の重要な土台になります。
「雪氷スポーツの目的地が多い」——広がる受け皿への言及
エダー氏は、中国本土に雪と氷のスポーツを楽しめる場所が多いことについて「驚かない」と述べ、冬季スポーツが根づくには競技の受け皿(環境や施設、体験機会)が欠かせないという含意をにじませました。
さらに、冬季スポーツを世界的に発展させる鍵として、各地の知見を共有する“交流の機会”を挙げています。競技の強化は、練習方法や育成の仕組み、指導者の学び合いといった地道な積み重ねで形になる、という現場感のある視点です。
「4年前の北京」から続くレガシーへの評価
エダー氏は、4年前(2022年)に北京で開催された冬季五輪に触れ、その大会が残したレガシー(大会後も残る施設・運営ノウハウ・競技普及の基盤)を評価したといいます。
国際大会は一過性のイベントになりがちですが、次の世代の競技者や大会運営へどうつなぐかが問われます。長春の2027年大会は、そうした“つなぐ力”を可視化する場にもなりそうです。
春節を前に「午年の祝意」も
インタビューの締めくくりとして、エダー氏は間もなく迎える春節(旧正月)を前に、午年に向けた祝意を中国の人々へ伝えたとされています。スポーツの話題から季節の挨拶へ自然につなぐ流れも、国際大会の場ならではの一幕でした。
ポイント(要点)
- FISU会長が、2026年ミラノ・コルティナ冬季五輪での学生アスリートの活躍を「良い兆し」と評価
- 2027年の長春冬季ユニバーシアードに期待、2007年の開催経験を強みに
- 冬季スポーツ普及の鍵として、各地の知見を共有する交流機会の重要性を指摘
Reference(s):
FISU chief Eder speaks highly of winter sports development in China
cgtn.com








