中国2隻目の大型クルーズ船「アドラ・フローラ・シティ」が係船試験を完了 video poster
中国の2隻目となる国産大型クルーズ船「アドラ・フローラ・シティ」が、係船状態で行われる浮揚(ドック)試験を無事に終え、完成に向けて大きな節目を迎えました。国際ニュースとしても注目される動きで、中国のクルーズ船建造が新たな段階に入ったことを示しています。
中国2隻目の国産大型クルーズ船が係船試験を完了
「アドラ・フローラ・シティ」は、中国で建造が進む2隻目の国産大型クルーズ船です。今回、係船状態での浮揚試験に成功し、船体や主要設備の安全性・安定性が確認されたことで、引き渡しに向けた準備が一歩前進しました。
「アドラ・マジック・シティ」を上回る規模
総トン数は14万1,900トンで、先行して建造された「アドラ・マジック・シティ」よりも大きな船体となります。全長は341メートル、客室は2,144室を備え、最大5,232人の乗客を収容できる設計です。
上部構造は16階建てに相当し、船内にはエンターテインメント施設がこれまで以上に強化される計画です。まさに海上の都市ともいえるスケールで、長期クルーズでも楽しめる空間づくりが意識されていることがうかがえます。
約10万8,000項目の検査を経て2026年末の引き渡しへ
「アドラ・フローラ・シティ」は、完成までに約10万8,000件におよぶ検査を受ける予定です。細かなシステムから安全装置、客室設備に至るまで、多くのチェックポイントをクリアすることで、大型クルーズ船としての信頼性を高めていきます。
スケジュールとしては、2026年5月に試験航海(シートライアル)を実施し、その後の最終調整を経て、同年末までに引き渡される計画です。2025年12月現在、実際の運航開始に向けた準備は、いよいよ最終段階に入っているといえます。
造船技術と観光ビジネスの両面で注目
今回の大型クルーズ船プロジェクトは、中国の造船技術やプロジェクト管理能力の高さを印象づけるものです。同時に、クルーズ需要の拡大を見据えた観光ビジネスの強化という側面もあります。
大型クルーズ船は、単なる移動手段ではなく、宿泊、飲食、娯楽がすべて一体となった動くリゾートです。341メートル級・16階建て・5,000人超の乗客を受け入れる船を自国で建造できることは、観光やサービス産業にも波及効果をもたらす可能性があります。
これから注目したいポイント
- 2026年5月の試験航海で、どこまで予定通りに性能が発揮されるか
- 年末までの引き渡し後、どの航路で運航が始まるのか
- 「アドラ・マジック・シティ」とのサービスや設備面での違い
「アドラ・フローラ・シティ」の動きは、クルーズ旅行や海運ビジネスに関心のある人にとって、今後もフォローしておきたい国際ニュースの一つとなりそうです。
Reference(s):
China's second large cruise ship successfully completes dock test
cgtn.com








